10月から始まるNHK連続テレビ小説『まんぷく』。そのモデルは、即席ラーメンの生みの親・安藤百福さん夫婦。2007年、安藤百福さん死去の際には、ニューヨーク・タイムズが社説で「人間の進歩の殿堂に不滅の地位を占めた」と追悼した。
世界初の即席めん「チキンラーメン」誕生から60年。即席めんは普通に食べてもおいしいけど、気が向いたときはアレンジしてみては? そこで、有名イタリアンのシェフにオリジナルレシピを教えてもらいました! 教えてくれたのは、「クッチーナ イタリアーナ ロッチャドォーロ神楽坂」の金川琢磨さん。
■塩ラーメンの天津季節野菜のあんかけ
【材料】2~3人分
〈天津〉
塩ラーメン…1袋
卵…2個
シュレッドチーズ…20g
こしょう…適量
付属スープ…1/4
ごま油…大さじ2
〈あんかけソース〉
スライスベーコン…1枚
きのこ(しめじ、しいたけなど)…お好み
小松菜…3枚
にんじん…1/5本
玉ねぎ…1/8個
ごま油…大さじ1
水…150cc
付属スープ…半分
おろししょうが…小さじ1
水溶き片栗粉(片栗粉と水を1:1で溶いたもの)…大さじ1
【作り方】
〈天津〉
1)卵はボウルに割りほぐす。
2)表示時間より短めにゆでた麺の水気をしっかり切り、1に入れ、さらにシュレッドチーズも加えてあえる。
3)2にこしょうを多めに利かせて、下味として付属スープ1/4を少し入れて混ぜ合わせる。
4)熱したテフロン鍋にごま油大さじ2を入れて3を加え、両面を焼いたら天津の完成。
〈あんかけソース〉
1)ベーコンは一口大に切り、きのこは石づきを取り、同じく一口大に切る。小松菜はざく切り、にんじんは短冊切り、玉ねぎはくし形に切る。
2)熱したフライパンにごま油大さじ1を入れて、1を軽く炒める。さらに水を加え野菜に火が入ったら、付属スープ半分、おろししょうがを入れる。
3)水溶き片栗粉でとろみをつけ、天津の上にかける。
付属スープの塩味と、卵、あんがマッチした栄養たっぷりのメインに変身。
「中華風ですが、チーズがまろやかで子どもウケも抜群。息子も大喜びでした」(金川さん・以下同)
■味噌ラーメンのミートソース
【材料】1人分
味噌ラーメン…1袋
玉ねぎのみじん切り…80g
合びき肉…100g
付属スープ…半分
赤ワイン(ない場合は同量の水でもOK)…40cc
カットトマト…100g
ケチャップ…大さじ1
水…100cc
サラダ油…大さじ2
【作り方】
1)熱したフライパンにサラダ油を入れ、みじん切りした玉ねぎを炒める。しんなりしてきたら、合びき肉を入れてしっかり炒める。
2)1に付属のスープを半分入れて肉に絡ませ、さらに軽く炒める。
3)2に赤ワインを入れて強火でしっかり煮詰めたら、カットトマト、ケチャップ、水を入れて、10分くらい弱火で煮込む。煮詰まりすぎたら水(分量外)で調整を。
4)表示時間より短めにゆでた麺を3の鍋に入れて、具材と絡ませて、皿に盛る。仕上げに粉チーズも絡ませるとよりおいしい。
コクと酸味のバランスが絶妙なミートソース。
「味噌味はしないのに、付属スープがソースの味に奥行きを出してくれます」
少ない材料で作れるところも魅力!