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「私は早起きをきっかけに、人生が劇的に変わりました!」

 

そう話す塚本亮さんは、’07年にケンブリッジ大学大学院に進み心理学を学んだ後、現在は英語教育のスペシャリストとして活躍中だ。そんな彼だが、かつては勉強が苦手で、塾を転々としたものの成績は伸び悩む一方だったという。

 

「集中力が持続せず、要領も悪い。おまけに当時は太っていて、目立つことといえば給食の早食いくらい。クラスでもいじられるさえない存在でした。高校生のころの模試の偏差値は30台。大学を受験すること自体危うい状況で……。そんな日々を送るなかで、あるとき、『こんな自分をどうしても変えたい!』と思い立ったんです。でも、何から手をつけたらいいのかわからなくて。とりあえず、成功者のメッセージがある本を乱読しました」(塚本さん・以下同)

 

そのときに出合ったのが、現在も読み継がれる、アメリカのスティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』。《自分の葬儀を想像してみよ》という言葉が胸に刺さり、人生の目標が定まった。

 

「偉大な経営者となって、多くの人の支えとなる人生を送りたい、と思いました。私の葬儀では、家族が多くの人から感謝の言葉をもらえるような生き方をしたいと考えるようになったんです」

 

同時にこのころ、「偉大な人は総じて早起き」ということに気づく。

 

「朝、ダラダラ寝ている偉大な経営者は皆無でした。誰よりも早く出社する朝型の人が圧倒的に多く、私もまずはここから改善してみようと決めました」

 

早起きは苦手だったが、一念発起。試行錯誤の末、朝5時起きの生活を定着させた。すると、1日を有効活用できるようになり、人生が好転。同志社大学合格、ケンブリッジ大学の大学院進学をはたした。体内リズムや心理的な要因から、朝の活動のパフォーマンスはほかの時間帯に比べて高いという。

 

■朝が“最強の時間”である5つの理由

 

【1】時間に「締切り」があることで集中力がアップ!
【2】右脳・左脳とも朝は活発に働くので、どんな作業にも適している!
【3】朝の光によりセロトニンが分泌され、モチベーションアップ!
【4】カフェ・ジムなどもスペースにゆとりがあり静かなので、作業がはかどる!
【5】まっさらな状態の脳には、多くの情報を受容できる!

 

このことは心理学でも研究・確認されているそうだ。

 

「やってみると、朝の5分は夜の1時間に匹敵するということがすぐに実感できるはず。私の英語教室の受講者の方でも、学習を朝型にしたら習熟度が改善した人が多数います。勉強ははかどるし、趣味もいっそう深められる。朝を活用しないのは本当にもったいない」

 

元号が変わるタイミングで、朝の時間からいっそう充実した人生を目指してみませんか?

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