いよいよ11月24日に発売開始となる年末ジャンボ宝くじ。思い返せば苦しいことばかりだった今年の運を一気に使うのは、ここしかない! そこで、本誌が発見したコロナ禍に苦しんだ1年を大逆転させる“夢の法則”を公開ーー。
「今年の5大ジャンボで、全国どこの売り場から大当たりが出たのか、くわしく分析したところ、びっくりする発見がありました」
こう語るのは、風水に詳しい宝くじ研究家の山下剛さん。本誌では、昨年の年末から、ハロウィンまでの5大ジャンボの1等当せん売り場リストを独占入手。山下さんと検証したところ、浮かび上がってきたのは、意外な法則だった。
「今年はコロナ禍による営業自粛により、ドリーム期間に大部分の売り場が休業しました。そのため、売り上げが大幅に減少し、1等5億円(前後賞含む)は全国で5本しか出ない狭き門でした。このせいもあって、47都道府県で、昨年年末からサマーまでを通して、すべてで1等が出ているのは、埼玉県だけなんです」(山下さん)
【埼玉県本庄市】児玉ヤオコーチャンスセンター=2019年「年末ジャンボ」1等10億円当せん
【埼玉県さいたま市】大宮西口DOMチャンスセンター=「東京2020協賛ジャンボ」1等3億円当せん/2020年「サマージャンボ」1等7億円当せん
【埼玉県川口市】宝くじロトハウス川口八間通り店=2020年「ドリームジャンボ」1等5億円当せん
【埼玉県行田市】行田カインズチャンスセンター=2020年「サマージャンボ」1等7億円当せん
さっそく本誌は、今年ジャンボ1等が出ている埼玉県の売り場を直撃。その背景を探ってみた。
昨年年末10億円が出た本庄市「児玉ヤオコーチャンスセンター」。
「噂が広まりやすい地域なので、これまでは窓口で『当たった人は売り場に来たの?』と尋ねられても『いらしていません』と答えるようにしていましたが、じつはいらしています」(赤崎大一郎店長)
本誌初公開となる、そのエピソードを紹介しよう。なんとそのとき、窓口で対応したのは、その日が勤務初日の新人販売員だった。
「若い男性がバラで10枚を持っていらして、マニュアルどおりに、販売員が当せん確認の機械に通すと、1等7億円(前後賞の1億5,000万円ずつは別の人が当せん)の当たりくじが入っていたんです。新人販売員は、それがどんなにすごいことかもピンとこずにいると、お客さんは7億円のくじだけをむき出しで握りしめて、売り場から去っていったそうです。くじを確認する側の販売員にもビギナーズラックというものがあるのかもしれません」(赤崎店長)
ドリーム1等5億円が出たのはJR川口駅から徒歩5分の「宝くじロトハウス川口八間通り店」。
「売り場からは’14年にロト6の1等1億3,000万円が出ていて、このとき、当てたのは常連の女性でした。知らずにくじを売り場に持参して当せん確認。『えっ』と言ったまま、その場で固まってしまって」(販売担当・井上敬子さん)
それ以降、なかなか億が出ず、昨年、秋に、販売員が運気を変えようと、秩父市の聖神社に当せん祈願に行ったという。
「秩父市は日本最初の流通貨幣『和同開珎』を発行したところ。聖神社には『和同開珎』の巨大なレプリカがあり、金運御利益があると有名なんです。売り場では、今回のドリーム5億円はその御利益と持ちきりです」(井上さん)
その話を聞いた直後に訪れたのが、今年サマー7億円が出た行田市「行田カインズチャンスセンター」。
「’12年にグリーン5億円、’16年ロト6で2億4,000万円が出たあと、なかなか大当たりがこなかったんです」
と、新里芳夫店長。すると、今年になって、常連の男性が「秩父に行ってきたから」と1枚のお札を持ってきたのだという。
「それがこの聖神社の金色のお札。これを売り場内に貼ったところ、サマー7億円。この9月には店頭で2枚スクラッチを買った年配の女性が100万円を当てるなど、爆当たりが続いています」(新里店長)
埼玉の大当たりは驚異の聖神社パワーにありといえそうだ。
「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載