何かしゃべりたいときは、上を向くルール。“フリック入力式”の透明な文字盤を介した視線から、妻の高倉さんが1文字ずつ意思をくみ取る(写真:本人提供) 画像を見る

「介護に役立ったというよりも、読んで純粋に面白かったという人が多いことがうれしいですね」読者からの声についてこう語るのは、全身がまひして動かない夫の介護の日々をつづった『眼述記』(忘羊社)の著者、高倉美恵さん(59)。『眼述記』は元書店員でライターの高倉さんが、毎日新聞西部本社版朝刊に連載していたエッセイをまとめた一冊だ。眼で述べる――。タイトルの造語“眼述”のとおり、...

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