「オミクロン株の感染拡大など、まだ先行き不透明な社会情勢で、お金の不安は尽きません。しかし、国や自治体にはセーフティネットとして“申請するだけでお金がもらえる制度”がたくさんあるのです」
そう語るのは『コロナ不況で困った人が「申請」だけでもらえるお金払わなくてもいいお金』(宝島社)の監修本もある、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんだ。
こうした制度の存在を、行政側がわざわざ教えてくれることはまれだ。自分で申請しなければならないが、そもそも存在を知らなければ申請のしようもない。
「コロナで困窮した人のために、新制度が作られたり、これまであった制度が拡充されています。まずはどのような制度が存在するか、知りましょう」(風呂内さん)
そこで、『「届け出」だけでお金がもらえる制度一覧』(三笠書房)を監修した、特定社会保険労務士の小泉正典さんも加えて、どんな制度があるかを教えてもらった。