朝食は全12品目、毎朝必ず食べるという 画像を見る

80代半ばを迎えた今も、楽々フルマラソンを完走する内田夫妻。そんな2人の元気の秘訣は、朝食にあり! 健康長寿のための工夫がちりばめられた、内田家の朝ご飯に突撃してきました。

 

「朝は、ごらんのとおりの量を食べます。今日は取材だから、写真うつりがいいようにフルーツにいちごを付け足しましたが、あとはいつもの朝食と全く同じです」

 

フルコースのようにずらりと食卓にならんだ料理の数々。その前で笑顔を見せるのは、内田昌詞さん(89)と良子さん(85)夫妻だ。

 

内田夫妻は、’19年11月に行われた「神戸マラソン」(42.195キロ)を2人そろって完走。そのときの年齢は昌詞さんが86歳289日、良子さんが83歳106日だ。2人合わせて、170歳30日という最高齢のギネス記録を持つ。

 

走り始めたきっかけは、10年前に短距離のランニングイベントに夫婦で参加したこと。初のフルマラソンは’14年、昌詞さん77歳、良子さん74歳のときだ。

 

「それまでマラソンなんてやったことがなかったのですが、走ってみるとギネス記録がポンポンと5回もとれてしまった。東京五輪の聖火ランナーに選ばれるなんて、マラソンを始めたころは、夢にも思っていませんでした」

 

そう語る昌詞さんの傍らで、良子さんは笑みを絶やさない。

 

「食べ物がまったくなかった戦中、戦後に比べると、今はいいものを選んで食べられる夢のような時代。たまたま2人ともスポーツが大好きで、体を動かすと食事もおいしいです。食べて運動すると疲れてよく眠れます。だから今は食事、運動、睡眠の3つを一生懸命やる毎日です。そのなかでもいちばん重視しているのが食事。とくに朝食はしっかり食べることを心がけています」(昌詞さん・以下同)

 

そんな内田家の朝食とは?

 

「体をつくるタンパク質はたっぷりと。魚、肉、大豆製品、乳製品、卵の5つは毎食とるようにしています。あとは野菜ですね。根菜類をふくめてさまざまな種類をバランスよくとること。そこに体にいいといわれる食べ物を見聞きするたびに加えてみようかと、やってきたのが今の朝食の形です」

 

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