2月16日、広末涼子(43)が所属事務所フラームを退所することを発表した。広末は昨年6月に料理人・鳥羽周作氏(45)との“W不倫”が発覚し、フラームが無期限謹慎処分を発表していた。今後は自身が設立した個人事務所「株式会社R.H」で活動するという。
同日、本誌記者が会社登記に記された会社所在地を訪れたところ、レンタルオフィスを借りているだけのようだった。広末が利用するレンタルオフィスとはどのようなものなのか。
「複数の利用者に向けて、専用の作業スペースを貸し出しているサービスで、デスクや椅子、インターネット環境などの設備がすでに整っていることが特徴です。最近では住所と電話番号のみを借りられて、郵便物の受け取りおよび転送などといったサービスだけを提供する『バーチャルオフィス』と呼ばれる形態も増えています」(経済誌記者)
広末以外にもレンタルオフィスに個人事務所を構える女性有名人がいる。「株式会社 J Plus」の代表を務める福原愛(35)もその一人だ。
「福原さんは21年2月に株式会社omusubiの設立を公表しました。しかし、その後“不倫疑惑騒動”があり、事業がうまく進められなかったのか、取締役として名前を連ねていた小学生時代の旧友が退任しています。同年9月に現在のレンタルオフィスに所在地を移し、22年12月、現在の社名に変更しました。悪い流れを断ち切り、再起を図るためでしょう」(芸能関係者)
フリーアナウンサーの小林麻耶改め國光真耶(44)が所属する個人事務所「株式会社Akira Kunimitsu」の所在地もレンタルオフィスが入ったビルだ。
「小林さんは20年に所属事務所・生島企画室から『正常なマネジメント業務を行う事が困難になった』と発表され、契約を解除されました。ロケ取材の直前キャンセルやスタッフ批判などがあったため、事実上の解雇と言われています。個人事務所は18年に設立されていますが、生島企画室からの退所後、2度社名を変更し、22年4月に現在の所在地に移転しています」(前出・芸能関係者)
世間を騒がせた芸能人がレンタルオフィスを選ぶ理由とは――。
「彼女たちの場合、計画的にしっかりと準備した独立とは違います。そのため、初期費用を抑えられるというのが一番の理由でしょう。一般的な賃貸オフィスであれば、入居時の敷金、礼金や備品代など、まとまった費用が必要になります。また、インターネット利用料、水道、光熱費などの固定費も抑えられるのもメリットです。
入居までの審査や改装、備品の設置などに時間がかからず、すぐに事業が始められて早く復帰できるという点もポイントです。レンタルオフィスの住所で法人登記をして、あとは電話番号やメールアドレスさえあれば、仕事のオファーは受けられるのです」(前出・芸能関係者)
衝動的な行動も原因で、予期せず、個人事務所を運営しなければならない状況に置かれた女性芸能人たち。レンタルオフィスがそんな彼女たちのセーフティネットとなっていた。