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鰻と梅干しの食べ合わせはNG、コーヒーなどカフェインを取りすぎると脱水症状に? 真夏に体調不良を招くとさまざまいわれている健康常識があるけど、それって本当なの?

 

殺人的な猛暑が続くこの夏。毎日どこかで熱中症警戒アラートを耳にする。

 

昨年(2023年)は、気象庁が統計を取り始めた1898年から125年の間で、最も暑い夏といわれ、5~9月までの熱中症による救急搬送数は9万1千467人。今年はさらに増加するのではと予想される。

 

医師・医療ジャーナリストの森田豊先生も今年は異例の猛暑だと言う。

 

「湿度、気温ともに過去に経験のないぐらいの厳しい夏で、脱水、熱中症、夏バテなどなど、体調を崩される方が増えるのではないかと大いに危惧します」

 

夏休みはテーマパークに出かけたり、イベントに参加したり。最近は、「人混み熱中症」「イベント熱中症」も増えているそうだ。

 

「人混みでは、風通しが悪くなりやすいため、“汗を蒸発させる・皮膚からの熱を逃がす”などの体の仕組みが働きにくい。また水分や塩分などをすぐに入手しにくい場合も」(森田先生、以下同)

 

体調が悪化しても、涼しいところへ移動するのに時間がかかるし、イベント中には気分が高揚しやすく体調不良に気づきにくい。イベントが終了した後、高揚感が下がり緊張が緩み、体調不良になる場合もあるそうだ。

 

また、涼しいところに移動してから数時間~数日してから熱中症になるという「時間差熱中症」も。

 

そこでチェックしたいのが、昔から伝わる健康常識。さらに最新情報をプラスしてみた。真夏の健康維持のためにぜひ参考に!

 

たとえば、日ごろの熱中症対策としては首、わきの下、太ももの付け根を冷やすのが効果的だと知られているが、最近注目の部位は“手のひら”。

 

「誰でも知っている対策に加えて、真夏の健康維持のために気をつけておいたらいいと思うことをまとめてみました。危険な猛暑のなか、こまめな水分補給、食事や睡眠などに留意しましょう」

 

今年は残暑も厳しい(日本気象協会2024年7月23日)。35度以上の猛暑日が続いたり、地域によっては40度前後の酷暑になるおそれがある。気を引き締めて乗り切ろう。

 

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