今週もロト1等の当せん売り場情報を本誌では独自に入手。今回は今年4月12日に抽せんがあった第570回ロト7で1等869,044,700円が出た愛知県「岡崎百々ドミーチャンスセンター」と3 月 25 日に抽せんの第1881回ロト6で1等 275,084,000円が出た福島県「棚倉チャンスセンター」の奇跡の億招きエピソードを紹介しよう。
愛知県「岡崎百々ドミーチャンスセンター」は地元スーパーの「ドミー百々店」入口前にある宝くじ売り場。売り場から1キロ南には22年のNHK大河ドラマ『どうする家康』にも登場した有名な「大樹寺」がある。桶狭間の戦いで敗れた家康公が逃げ帰り、自害を試みた際に、住職から「太平の世を目指す」教えを受け、思いとどまったという、歴史的に大きな役割を果たしたお寺だ。
「宝くじの世界には、大河ドラマの舞台になった直前直後に大当たりが出ることがよくあります。実際『どうする家康』の放送開始直前の21年年末ジャンボで舞台となる名古屋市内から1等が4本も出て、大きな話題になりました。今回は実際にドラマに登場した『大樹寺』にいちばん近い売り場からロト7の1等8億6千万円。こちらはドラマの舞台となった余韻が残る売り場に『どうする家康』がくれた置き土産というところでしょうか」
こう話すのは、店長の寺岡正行さん。そして驚いたことに、この1等の当せん者が先日、売り場にやってきたという。
「リタイヤされたばかりの60代のご夫婦で、よくいっしょに宝くじを購入に売り場にいらっしゃる方です。いつもロト7を毎回5口、自分で選んだ数字で4口、機械に数字を選ばせるクイックピックで1口購入されていて、今回はそのクイックピックで購入した1口が大当たりでした」(寺岡店長)
夫婦は自分では調べずに売り場に持参し販売員が機械で当せん確認をしたところ、大当たりがわかったという。
「まわりにほかのお客さんがいらしたので、販売員は当せん金額を伝えず『大きく当たってますよ』とだけお伝えしたそうです。きっと自宅に戻って当せん金額を調べ、リタイアしてすぐに思いがけない巨額の追加の“退職金”によろこばれたと思います」(寺岡さん)
寺岡さんによれば、今回の当せん者のように、自分で選んだ数字4口、クイックピックで1口という買い方をするロトファンは相当数いるとか。
「やはり自分なりのルーティンを持って購入している人がよく当てている印象が強いので、この買い方はおすすめですね」(寺岡さん)
一方、ロト6で1等2億7千万円が出た福島県「棚倉チャンスセンター」はJR水郡線の中豊駅が最寄りになるショッピングモール「リオン・ドール棚倉店」にある。21年10月にもロト6で1等6億円が出ているロト6に強い売り場だ。店長の田中茂之さんはえびす顔でこう話す。
「ロト6では21年に1等が出る前に2等が6本出ていまして、本当にロト6がよく当たる売り場です。常連のお客さんからは、売り場の写真を見ていただくとわかりますが、『売り場の隣にセルフのコイン精米所があるのが縁起がいい』とよく言われます」
このセルフ精米所でお米を精米したついでに宝くじを購入していくお客さんも多いことから、常連客の間では『隣が精米所だから、毎日が開運日の一粒万倍日みたいなもの。だからよく当たるんだよ』と評判なのだとか。
「お客さんの間での単なるゲン担ぎだと思っていたのですが、先日、以前にロト6の2等2900万円を当てた女性が売り場に報告にいらして『家族のために大切に使わせていただきました』と話すのを聞き、1枚の宝くじが本当に万倍になって役立っているを実感。お客さんたちが一粒万倍日を大切にする気持ちがわかった気がします」(田中さん)
ロトは自分で数字を選ぶことができる数字選択式宝くじ。今回紹介した自分なりの購入ルーティンを守って、見事8億6千万円を引き当てたリタイヤ直後の夫婦もいる。そんなゲン担ぎのひとつとして、ぜひ幸運の売り場パワーも活用して億万長者を目指してほしい。
【売り場データ】
「岡崎百々ドミーチャンスセンター」愛知県岡崎市百々町字川田15 ドミー百々店
「棚倉チャンスセンター」福島県東白川郡棚倉町大字 流字餅田3-1 リオン・ドール棚倉店 TSUTAYA入口横