ひじに手を添えてスマホを見ることで頭が下がらない姿勢になり、二重アゴも解消される 画像を見る

最近首まわりにシワが増えたと感じたことはないだろうか。しかもそこまで太っていないにもかかわらず、二重アゴにまで……。

 

その原因はスマホかも――。

 

「スマホの操作に集中するあまり、ねこ背になって、頭が下がった状態で長時間うつむいていると、首にできる横ジワの原因になります」

 

こう話すのは、医療法人社団福寿会 日暮里整形リウマチクリニック院長の神戸克明先生だ。

 

「頭が下がると、ノドとアゴまでの距離が短くなってアゴの下の脂肪がたるみやすくなり、シワができてしまうんです」

 

この首のシワがスマホジワだ。

 

「頭を下げた状態が続くと、首部分の血液の循環が悪くなって、脂肪や水分がついてたるみやすくなり、たとえ痩せ型であってもシワや二重アゴの原因になりやすいんです」(神戸先生、以下同)

 

体形に関係なく、首に脂肪がつくとスマホジワができやすい。

 

神戸先生によると、この首のシワはスマホだけでなく、さまざまな生活習慣によってもできるリスクを高めてしまう。いちばんはやはりスマホの使用が関係する。使用時間の長さに加え、連続して見ていることが問題。

 

「長時間連続して下を向いた姿勢をとることが、スマホジワができる大きな要因です」

 

■頭を下げない姿勢でスマホを見ることが大切

 

視力の低下、睡眠不足、肩こりや腰痛のある人はスマホジワができやすく、もしくはすでにスマホジワができている状態だという。

 

また、寝る前の食事や甘いものはむくみやすさに関係する。このむくみがスマホジワを誘発する。

 

「寝る前の食事は消化に悪く、甘いものは血糖値が上がるので、どちらもむくみやすさにつながります。むくんだ状態で下を向き続けると、スマホジワができやすくなります」

 

チェックリストで5項目以上あてはまる人はスマホジワに注意をしよう。

 

ただし、あてはまっていても諦めるにはまだ早い。このスマホジワは、スマホを見るときの持ち方をひと工夫するだけで予防できるという。

 

「まずは、アゴを少し前に出して姿勢を正しましょう。姿勢をよくしようとするとどうしてもアゴを引きがちになってしまいますが、この姿勢を意識すると首のシワがピンと伸びてくれます」

 

アゴを引きすぎない姿勢が、首の横ジワ対策には有効だ。

 

「この正しい姿勢で、スマホを持つ腕のひじをおなかの前で、スマホを持っていない手のひらに添えて見るようにします。すると、スマホへの視線が固定されて、頭が下がることなくスマホが見られるので、スマホジワができにくくなりますよ」

 

実際にやってみると、今までより体も断然ラク。スマホジワが予防できるだけでなく、首や肩もこりにくくなっていいことずくめ!

 

憎きシワや二重アゴを予防しながら、スマホと上手に付き合おう。

 

画像ページ >【5個以上あてはまる人は要注意】スマホジワ危険度チェックシート(他1枚)

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