「当院では、すでにスギ花粉の症状を訴える患者さんが出てきています。患者さんにはアレルギー薬も必要ですが、鼻うがいをすすめると、ほとんどの人から、ムズムズ感や鼻水などのつらい症状が改善したと報告があります」
こう語るのは、『ウイルスを寄せつけない! 痛くない鼻うがい』(KADOKAWA)の著書がある、堀田修クリニック(宮城県仙台市)院長の堀田修さんだ。
気象庁の予報では、スギ花粉飛散のピークは早い場所で2月下旬、広い範囲で3月上旬から中旬に迎えるという。花粉飛散量は、西日本は例年並みだが、東日本や北日本は例年より多いと予想されている。とくに東北北部では過去10年で最多に匹敵すると予想され、秋田県ではなんと前年比6倍超にもなるという(ウェザーニュース発表)。
憂鬱な季節を目前に控え、知っておきたいのが鼻うがいだ。
コロナ禍を境に感染症対策として始めた人も多いようで、「富士経済」の調査によれば、2018年に約16億円だった鼻洗浄用品の売り上げは、2021年には約28億円、2024年には約43億円(予測)と右肩あがりで伸びているという。
それだけ効果を実感する人が多いのだろう。
「鼻うがいの効果を示すレポートは増えてきていますが、なかでも報告数が多いのが花粉症を含めたアレルギー性鼻炎です」(堀田さん、以下同)
花粉症は、アレルゲンであるスギやヒノキの花粉が鼻の粘膜から体内に取り込まれ引き起こされるアレルギー反応だ。たとえ家の中にいても症状がおさまらないという経験は、花粉症患者なら誰しもあるだろう。
