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人間は、広い世界のほんの一部で生きている。
全てを知ることはできない。
世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。
そんな人が集まると、小さなブームになる。
誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。
それが「うさこの覗いた世界」なのだ…!

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まるで山のように立ちそびえる高層ビル。いろんなものがずらりと並ぶ雑多な街並。

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文化が交錯する街・香港…!
この度、香港食べ尽くしツアーを決行。
これまで香港においしいイメージがなかったわたしに喝を入れるような激うまローカルフードを巡ってきたので、ご紹介いたします!

1. 香港と言えば点心!ミシュラン一つ星絶品点心を食べ尽くせ!

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朝の10時からこの行列…!
これは中環(セントラル)駅にある「添好運」。
ミシュラン一つ星を取得した中で最も安い「世界一お手頃なミシュラン店」だというんだからその人気も納得だ。
注文すると、次から次へと点心がやってきてすぐにテーブルが埋まってしまう。

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そんな中でもオススメしたいのがこちら

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「具だくさんおこわ」と「叉焼メロンパン」だ!!
蓮の葉っぱをめくると出てくるのはほっかほかのおこわ。
もちもちのお米の中には椎茸や鶏肉、豚肉などジューシーな具材がたっぷり。
旨み成分どれだけ閉じ込めるねん!!!!
そしておいしすぎてびっくりしたのが叉焼メロンパン…。
「チャーシューでメロンパンってどういうことだよ!」と思っていたが、
甘くてサクサクの焼きたてメロンパンの中に味のしっかりついたとろ~っと叉焼が何とも言えないハーモニーを奏でる…!
甘いと辛いを交互に攻めることでどんどん食べられてしまう「甘辛の法則」なるものが世の中はあるが、一人で甘辛の法則をこなしてると言っても過言ではない点心パン界の優等生。
結果どうなるかというと、止まらなくなります。
香港美食に点心は欠かせないのだ!

2. これは一体なんだ!? 地元で人気の庶民食堂!!

香港人の友達が連れて行ってくれたのは、夜22時でも大賑わいの食堂「可可店」。

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いわく、「近くに大学があるから学生に人気。安くてウマい!」らしい。
壁中を文字だらけのメニューが埋め尽くし、一人じゃ絶対に注文できないローカル感がまた胸を高まらせる。

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選んでくれたのはなんとも写真映えしないけどめちゃくちゃウマい香港食!!
カレーソースがかかった香港の定番・魚蛋(ぷりぷり魚だんご)に香港の細い麺でできたパリパリの焼きそば、出来かけのお豆腐と卵を混ぜた甘くて冷たいスープ、魚のお出汁が効いて味わい深すぎるおかゆ。
おいしさ爆裂ピーナッツソースをかけたツルツルの腸粉(うるち米をミキサーにかけてどろどろにしたのちでん粉を加えて固めた料理。腸は特に関係ない)、お好み焼きやチヂミの仲間「薄餅」…。
デザートにはさらに写真映えがしない海藻の入った緑豆のぜんざいに、酸味の効いた甘くない紅豆のぜんざい。
食後においしく薬膳をぶち込んでくるのがアジア流だ。
事実、緑豆は体の熱や毒を取り、紅豆は体の湿気を取り除いてむくみを解消する力を持つ。
そんな医食同源デザートを食べると、なんかもうどれだけ食べても許された気がしちゃうのが恐ろしいところでもあるのだ。

3. ワッフル×ベビーカステラ!? 大人気スイーツ「エッグワッフル」!

香港で最近流行の「エッグワッフル」。

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街中にはオシャレなエッグワッフルのお店(さらに進化して、ソフトクリームが乗ったりクリームが山盛りだったりクレープ要素も加わっているらしい)も多くあるが、香港フレンズのオススメはシンプルな露店!

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これがエッグワッフルの元祖らしく、「やっぱり鉄板に直火で作ってる焼きたてのものは味が違う!」んだそう。
小さな丸がいくつも連なる姿は、ベビーカステラを連想させる。
もちもちとした食感で、ほのかに甘い生地に病みつき…。
さらに周りを囲むおせんべいのようにパリパリとした部分が、緩急となって飽きさせないのだ。
これが一人甘辛の法則ならぬ一人もちパリの法則か…!

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夜の12時くらいまでおっちゃんはエッグワッフルを焼いていて、食後についついふら~っと食べてしまいたくなる。

「日本にも夜中ついお呼ばれしちゃうような激うまスイーツがあったらいいのに…」と思いつつ、「いや、デブ化しないためにはなくてよかったのか…?」と葛藤するのであった。

続く

 

具たくさんおこわ「古法糯米鶏」叉焼メロンパン「酥皮焗叉燒包」
添好運點心專門店:中環香港站Level 1, 12A鋪

おいしさ爆裂ピーナッツソースをかけたツルツルの腸粉「煎腸粉加鶏蛋」
可可店:西環卑路乍街136-142 號聯威新樓地下E 及 F舖

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