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うららかな春のわが家の菜園では、二代目の春菊が花を咲かせて、三代目の種をいままさに宿しています。マーガレットのような美しい花を咲かせるので、野花と一緒に摘んで、切り花としてお家の中でも楽しんでいます。

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木々や草花が青々と輝く季節のいま、太陽もキラキラと輝く清らかな光を降り注いでくれて、発電が順調です!毎日使いきれないほどの電力をお日さまからいただいて、電氣富豪な日々を満喫させていただいています♪

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この季節になると、雨が降ろうが曇ろうが電力への影響はありません。冬場の雨や曇りの日は、太陽の角度が低いうえにパワーがないので、かなり少ない発電量となってしまいますが、春を迎えた太陽は角度が高くパワーもあるので、雨や曇りでもがんがん発電してくれます!なにより電力消費量の多い暖房器具を使わなくて済むので、使える電力量が格段に増えるのです。冬のあいだと春を迎えたいまでは、こんなにも暮らし方やきもちが変わるものかと自分でも驚きます。今灯はその違いについてのお話しです。

冬至から立春までの厳しい冬のあいだ、朝起きてまずやることは、その日のお天気チェックです。雨が降るなら要注意、曇りならやや注意、晴れなら全く問題ナシ。午後からお天気が崩れるようなら、午前中にできるだけ家電を動かして、掃除や洗濯やアイロンがけ等々を済ませてしまいます。雨や曇りの日は冷え込むため、どうしてもエアコンや電氣ストーブを使って暖をとることになるので、その分の電力を考えながら電氣を使います。

冬場のお天気の悪い日は、表示パネルのチェックも欠かせません。いま発電しているかどうかをこのパネルで確認します。

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バッテリーにたまっている電力量を基にして、頭の中で簡単な計算をしながら、いかに要領よく家事をこなすかが勝負です!どの家電を使うとどのくらい電力消費するかはすでに頭にインプットされていますし、空模様をみてどのくらい発電するかも感覚で分かるようになったので、理性と野生を融合してやりくりします(笑)

電力自給生活は、一年通してたくさん頭も心も身体もフルに使って、生きていることをリアルに感じる生活

春を迎えると、このようなやりくりは全く必要がなくなります。毎日有り余るほど発電してくれますし、暖房器具を使わなくなるので、電力消費に注意を向ける必要がなくなるからです。表示パネルはつねに発電していることを示してくれるので、冬のあいだ一日に何度もチェックしていた自分が幻かと思えるほど、まったくきにならなくなってしまいます。好きなときに洗濯をして、好きなときに掃除をして、好きなときにアイロンがけをして過ごすことができます。むしろ電氣富豪となるので、お日さまがつくってくださるありがたい電力をいかに使い切るかということの方に意識が向きます。

夜の過ごし方も冬と春ではかなり変わります。日が沈むと発電がストップしますので、昼間にためたバッテリーから電氣を使って過ごすことになります。冬に夜更かしすればするほど暖房や照明で電氣を使うことになるので、なるべく早く寝るように心がけます。翌日が雨や曇りである場合はなおさらです。そんなときに大活躍するのが第52灯でご紹介した『こんにゃく湯たんぽ』。こんにゃくを袋ごとお湯で温めて、それを湯たんぽ袋に入れて、さっさとお布団に入って寝る!これにつきます(笑)

一方春になると、電力に余裕がある分、夜もきにせず電氣を使えるようになります。寝る前にたんまり読書ができるのが嬉しいです。わたしはLEDの鋭い光が苦手で、白熱灯の方が好きなのですが、白熱灯はその字のごとく熱を生むので、ものすごく電力消費をしてしまいます。冬場に白熱灯を長時間使うことはできませんが、春になれば問題なく使えるので、夜寝る前に白熱灯の温かい光のもと、好きなだけ本を読んでから眠りについています。

先日、春の陽射しが降り注ぐ長閑で暖かい休日がありました。「春っていいねえ。電力をきにしない生活って平穏だねえ」と、素直なきもちが言葉となって出てきました。それを耳にした夫は、「そうだねえ」と笑いながら答えていました。なんだか年老いたお爺さんとお婆さんのような会話ですが(笑)、季節の移ろいによって電氣へのありがたさをかみしめられること自体が幸せなことだと思いました。

おカネを払ってスイッチをつけたら煌々と電氣がついていた頃の生活は、毎日が同じパターンの繰り返しで、そこには大変さがない代わりに感動もトキメキもありませんでした。心が動くということがなかったのです。厳しい冬があるからこそ穏やかな春の心地よさが分かります。あれこれ考えながら電力自給と向き合うちょっと大変な冬は、感覚が鋭敏になって知恵や工夫が生まれる楽しさがありますし、電力に余裕が生まれる季節は、その季節だからこそ味わえる余裕や楽しさがあります。電力自給生活は、一年通してたくさん頭も心も身体もフルに使って、生きていることをリアルに感じる豊かな生活と言えそうです。

もちろん太陽光パネルの枚数を増やせば、冬場に使える電氣が増えるので、それもひとつの解決策となります。でも、サトウさん家のモットーは「足るを知る」。冬場の二ヶ月間はギリギリでも、それ以外の期間は年間通して余裕をもって生活できていますので、これで十分です。当初提案された12枚のパネルから8枚に減らしてスタートしたこのオフグリッド生活。いまのところこの枚数にしてよかったと思っています♪

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