国内
3826 ~3850件/5088件
-
“被爆3世先生”が警鐘 改憲草案前文が導く「危うい未来」
2016/07/18 06:00「広島や長崎は先の戦争終結までに大きすぎる犠牲をはらいました。戦後70年以上たったいまも被爆で苦しんでいる方が多くいる。この自民党の改憲草案は、すべての被爆者と私たち子孫の尊厳を踏みにじるどころか、存在自体までなかったことにしてしまうかのようなものです」長崎県の公立小学校の講師で、自身も「被爆3世」である松永瑠衣子さん(24)は、こう言って顔を曇らせる。現在、東京「シアター・イメージフォーラム」で -
“男だけのバレエ団”日本人団員が語る「女性だった過去」
2016/07/16 06:00“男だけのバレエ団”こと「トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団」初の日本人ダンサーとして話題になった名取寛人さん(47)。マッチョな体をチュチュに包み、古典バレエを華麗かつユーモラスに踊るトロカデロのバレエは娯楽性が高く、高度な技術に裏打ちされたステージは国際的に評価が高い。メインステージに立てるのは、常に20人弱という狭き門。そんな難関バレエ団で7年間、年150回に及ぶ公演をこなし、寛人さんは踊 -
“ジブリの生き字引”が語る宮崎、高畑、鈴木の素顔
2016/07/15 06:00『風の谷のナウシカ』から、最新作『レッドタートル』まで。スタジオジブリ設立30年間の歩みを体感できる特別企画「ジブリの大博覧会」が東京・六本木ヒルズで開催中だ。ポスターなどの広告宣伝物や企画書など、貴重な未公開資料が展示されている。そこで今回、「ジブリの生き字引」といわれ、バラエティ番組やジブリ関連のイベント時に登場する知る人ぞ知る有名人、ジブリ入社23年目の制作業務部部長の“野中くん”こと野中晋 -
夫の不倫で傷ついた妻が「それでも離婚しない」時代の背景
2016/07/14 06:00ベッキー騒動以来、今年に入って続々発覚した有名人の不倫騒動。なかでも目立つのは、三遊亭円楽(66)、乙武洋匡氏(40)、宮崎謙介前議員(35)などの「妻が夫の不倫を許す」というケース。そこに秘められた「妻たちの“苦渋の本音”」とは−−。「夫に不倫されると、『それでも夫を愛している』と思うより、『傷つけられた』と思う妻が大半です。それでも、“離婚はしない”という選択をする妻は、子どもや生活を考えての -
安田菜津紀が聞いたイラク・ヨルダン人道支援の“悩める声”
2016/07/14 06:007月1〜2日にバングラデシュの首都・ダッカのレストランで起きた「バングラデシュ人質テロ事件」は、過激派組織「イスラム国」(IS)バングラデシュを名乗る組織が犯行声明を出した。惨殺された20人のなかに7人もの日本人が含まれていたことに加え、うち酒井夕子さん(42)、下平瑠衣さん(27)と2人の女性がいたことにも大きな衝撃が走った。亡くなった7人はJICA(国際協力機構)のプロジェクトに携わる企業の民 -
福島県南相馬市 法令の640倍の汚染地に戻される住民の悲痛
2016/07/14 06:00「ここは、居住制限区域だったのに、段階を踏まずに避難指示解除されたんです」自宅前で、そう訴えるのは、7月12日に避難指示が解除された南相馬市小高区・川房(かわぶさ)地区の行政区長、佐藤定男さん(60)。佐藤さんは現在、家族とともに宮城県内の借り上げ住宅に住んでいる。今回、福島第一原発事故の影響による避難指示が解除になるのは、福島県南相馬市の小高区と原町区の「避難指示解除準備区域」(年間被ばく量が2 -
増田寛也支える満喜夫人「鳩山幸さんと真逆のタイプ」と評判
2016/07/13 06:00石田純一(62)の出馬騒動で一躍注目を集める東京都知事選。勢いを増す自民党で“本命”と目されているのが、増田寛也元総務相(64)だ。元建設官僚で、95年に岩手県知事選で初当選した増田氏。彼の秘密兵器は妻・満喜さん(57)だという。永田町関係者が語る。「川崎製鉄副社長の令嬢という超セレブですが、ブランドものにはほとんど興味なし。質素で決して出しゃばらず、『鳩山幸さん(73)と真逆のタイプだ』と評判で -
古舘伊知郎 都知事選出馬は断念も「石田純一よりマシ」と吐露
2016/07/13 06:00石田純一(62)の出馬騒動で一躍注目を集める東京都知事選。そんな彼に批判を漏らしていた人物がいた。今年3月で『報道ステーション』(テレビ朝日系)を降板した古舘伊知郎(61)だ。民進党関係者がこう明かす。「実は、民進党の東京都連会長の松原仁衆議院議員(59)が都知事選の隠し玉として古舘さんの擁立を狙っていたんです。松原氏のオファーに古舘さんはギリギリまで『野党共闘で足並みがそろうなら』と前向きでした -
元ミス・ユニバース日本代表がはねのけた「反日」レッテル
2016/07/11 06:00「私は日本(長崎県佐世保市)で生まれて日本で育ったから、日本人だと思ってる。でも、100%ではないし、はっきり日本人とも答えたくない。だって、そう答えたら、父やその家族、祖先に申し訳ない気もするから。だから、昔もいまもこう答えています。私は日本とアメリカのハーフですって」こう語るのは、昨年のミス・ユニバース日本代表であり、世界大会6位の美女・宮本エリアナ(22)。アフリカ系アメリカ人の父と、日本人 -
善光寺激震!60代女性職員語った「82歳貫主のセクハラ実態」
2016/07/08 06:00長野県長野市の名刹・善光寺に、いま激震が走っている。寺のトップに君臨する天台宗組織『大勧進』の小松玄澄貫主(82)が職員にセクハラやパワハラを続けていたとして、傘下の信徒たちから辞任勧告を求められているのだ。「生き仏」とも称されるほどの存在であるはずの貫主に起きた前代未聞のトラブル。いったい何があったのか。取材を進めたところ、被害を訴えている60代女性・Aさんから話を聞くことができた。「寺には私を -
イギリスEU離脱でどうなる?ボーナスにみる先行き不安企業は
2016/07/08 06:00(写真・AFLO)待ちに待った夏のボーナスシーズン。だが6月23日、英国がEU離脱を決定。これによりアベノミクスが進めていた円安はまたたく間に逆戻り。一時は1ドル=99円と2年7カ月ぶりの高値をつけた。その影響は各国に波及。世界経済の先行きも不安視されている。そんな空気のなか、本誌はお騒がせ企業を中心とした日本企業50社を総力調査。経済団体の発表や労働組合への取材などをもとに、各社35歳モデル社員 -
イギリスEU離脱でどうなる?ボーナスにみる先行き良好企業は
2016/07/08 06:00待ちに待った夏のボーナスシーズン。だが6月23日に英国がEU離脱を決定し、アベノミクスが進めていた円安はまたたく間に逆戻り。一時は1ドル=99円と2年7カ月ぶりの高値をつけると、その影響は各国に波及。世界経済の先行きも不安視されているという。そんな空気のなか、本誌はお騒がせ企業を中心とした日本企業50社を総力調査。経済団体の発表や労働組合への取材などをもとに、各社35歳モデル社員への支給額を本誌で -
刑事、営業、料理人…“働く女”描くドラマ急増のワケ
2016/07/08 06:00今世紀の朝ドラで最高の平均視聴率(23.5%)を記録し、大好評のうちに幕を閉じた『あさが来た』。そのヒロイン白岡あさは、江戸末期から明治の激動の時代を生きた女性実業家。そして現在放送中の『とと姉ちゃん』も、女性のための『あなたの暮し』を創刊する女性編集者・小橋常子を描き、全話が視聴率20%を超す好調ぶり−−。そう、今“働く女”を描くドラマが熱く支持されている。「先行き不安のある現代、“女性も働かざ -
櫻井パパ「息子に迷惑かけたくない」出馬辞退で気になる今後
2016/07/07 06:00新宿から電車で15分ほどの最寄り駅から徒歩数分という好立地にある、ベージュのタイル張りの3階建ての豪邸。ここがあの嵐の櫻井翔(34)の父親で、都知事選への出馬が取りざたされた櫻井俊・前総務事務次官(62)の自宅だ。「出れば絶対に勝てる候補」として、自民党から正式に出馬要請を受けた櫻井パパだが、最終的に出した結論は「出馬辞退」。櫻井パパは最後、こう言って出馬を断ったという。「家族に迷惑をかけたくあり -
鳩山邦夫さんの後継者争い 長男と次男は葬儀で目も合わさず
2016/07/07 06:006月21日、十二指腸潰瘍による失血性ショックのため急逝した元衆議院議員の鳩山邦夫さん(享年67)。あまりに突然の死によって、残された家族が揺れているという。10月には鳩山さんの選挙区である福岡6区で補選が行われるが、この後継者をめぐって思わぬ問題が起きていた。「鳩山家と後援会関係者の間では『衆院福岡6区の後継者は邦夫氏の二男で現大川市長の二郎氏(37)』というのが既定路線でした。しかしこれはあくま -
バーバリーが2割安!? 「英国EU離脱」で英ブランドに影響も
2016/07/07 06:00(写真・AFLO)「イギリスのEU離脱で英国通貨ポンドの価値の大暴落が起きました。しかし、これはいわゆる“円高”ということになり、1万円=60ポンドほどだったのが、いまでは約75ポンドと2割も急上昇。円の価値が高まっています」(経済アナリスト・森永卓郎さん)世界に衝撃を与えたイギリスのEU(欧州連合)からの離脱の動き。6月23日、国民投票によって《離脱》が決定されると、イギリスの通貨であるポンドは -
国会前デモもできなくなる!? 憲法21条改正草案の“問題点”
2016/07/07 06:00「この自民党改憲草案は本当に問題だらけです。’12年の野党時代に作成した復古的な要素が多く取り込まれたもので、彼らが本気でこのとおりに変えられると考えているのかさえ疑問です。しかしここにこそ、自民党の思想の“本音”が、見事に表れているんです」憲法学者で九州大学法学部教授の南野森さんは、参議院選挙の投票を目前にしたいま、こう言って眉をひそめる。「まず『人権』という、人が人であるがゆえに当然持っている -
「うおーっ、ストレス!」97歳・認知症母介護をアートに
2016/07/04 06:006月11日土曜日、神奈川県の川崎市市民ミュージアム。吹き抜けの広々とした空間には、大小の段ボール箱が山と積まれ、周囲には10台の車いすが等間隔に置かれている。現代美術の国際的アーティスト・折元立身さん(69)による新作パフォーマンス、『車いすのストレス』である。その案内チラシにはこうあった。《母を介護する折元さんにとって、車いすは不可欠なものですが、ときに介護から自由になりたいと思うこともあります -
「全日本おばちゃん党」が警鐘!「憲法改正で家族>個に…」
2016/07/04 06:00「学生に『憲法を守る義務があるのは誰?』と聞くと、多くが『私たち国民』と答えますが、違うんです。国会議員など権力者こそが『この憲法を尊重し擁護する義務を負う』と日本国憲法99条に明記されている。その義務を負う政府が国民に『憲法尊重』を義務づけようとしているのが、自民党改憲案なんです」こう語るのは、大阪国際大学准教授で、Facebook上のグループ「全日本おばちゃん党」代表代行の谷口真由美さん(41 -
公民館に11億円!飯館村の村民があきれるハコモノ復興計画
2016/07/01 06:00「長期宿泊するかって?隣近所は帰らねぇのに、おっかなくって寝泊まりできるわけねーべ。賠償金をごっそりもらってるって誤解してるヤツらに、襲われるかもしれねぇ。そもそも病院もない、買い物する場所もコンビニ一軒だけ。なんでこの状態で、来年3月に避難解除できるんだ?」そう語気を強めて話すのは、飯館村(福島県)の村民の川野和夫さん(仮名・65)。飯館村は、福島第一原子力発電所から約40キロ離れた人口約600 -
城田優 参院選出馬の兄に約束「当選祝いは“ラーメン二郎”」
2016/06/30 06:007月10日投開票の参院選。神奈川選挙区で「おおさか維新の会」公認の新人候補として出馬した元広告代理店社員・丹羽大氏(39)。苗字は違うし、演説で触れることもほとんどないが、じつは俳優の城田優(30)のいちばん上のお兄さんだ。「優くんの家は5人きょうだい。大さんが長男で、次男と三男の優くんとはお父さんが違います。お母さんでスペイン人のペピーさん(60)は3回結婚していて、いちばん下の妹さんは、今のお -
舛添要一「貯金2億円」隠遁生活も“禊ぎ出馬”虎視眈々
2016/06/30 06:006月21日付けで東京都知事を辞任した、舛添要一氏(67)。家のリフォームのため、東京・目黒区内の一軒家に仮住まい中の舛添氏だが、家を出入りするのは妻子のみ。本人はマスコミを避けて、どこかに雲隠れしているのか――。「いえ、自宅にいますよ。一歩も出ずに家に籠もりきりのようです。辞任が騒がれ始めたころも、“貯金は2億円ある。辞めても全然大丈夫”と豪語していましたが、その貯めたお金を遣うことは徹底的に嫌う -
櫻井パパの都知事擁立をあきらめない安倍首相の“皮算用”
2016/06/24 06:006月15日、都知事選への出馬を記者団に完全否定した櫻井俊・前総務事務次官(62)。『嵐』櫻井翔(34)の父親でもある。「それでも、櫻井パパの立候補の芽は消えてないんです」そう語るのは、政治評論家の有馬晴海氏だ。「とにかく、安倍首相と菅官房長官が、櫻井パパの擁立に強くこだわっています。彼は事務次官を退官したばかりで、猪瀬さんや舛添さんのような“お金の問題”の心配がまったくありません。安倍首相や菅官房 -
生存率1%の長男育てる43歳放送作家が感じた「命への感謝」
2016/06/23 06:00命を授かる妊娠が、出生前診断の後、常に死を意識させられるものになってしまった。「こんなに悲しい出産もあるんだ」と打ちひしがれた。しかし母親は、少しずつ成長していくわが子と向き合うことで、希望を感じるようになっていく。不安に陥るような悲観的な考えを、はねのける強さが身についた−−。「赤ちゃんは、18トリソミーという病気です」昨年3月。藤村晃子さん(43)は出生前診断を受けていた。その結果を成育医療研 -
直木賞作家が警鐘「改正案9条は日本を無関心と無知にする」
2016/06/23 06:00「『小さいおうち』を執筆する前までは、第二次世界大戦中の日本のことを“別世界であり別人が生きている世界”と思っていました。でもいま、日本国憲法と政治を取り巻く環境の中では、“当時の人といまを生きる人のメンタリティは同じ”だと思わざるをえないのです……」こう語るのは、太平洋戦争下の日本の一家族を扱った小説『小さいおうち』(文藝春秋)で’10年に直木賞を受賞した作家の中島京子さん。参議院選挙の公示を控