国内
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福島原発事故費用の国民負担(3)賠償で事故前の生活取り戻したい
2017/01/20 12:00原発事故の処理費用は誰かが負担せねばなりませんが、「誰が、どのように、どれくらいの割合で負担するか」は、もっと議論されるべきです。そもそも、真っ先に責任を負うべき加害者の国や東電が、被害の全容も見えていないのに、机上の空論で試算をし、誰に負担させるかばかりを拙速に決めてしまうこと自体、大きなまちがいです。自動車の事故でも、ケガをさせた相手に支払う賠償金額を運転手が勝手に決めるなんてありえません。被 -
福島原発事故費用の国民負担(2)安い電力を買う機会がつぶされる!?
2017/01/20 06:00今回の福島原発事故処理費用の国民負担策は、20年から始まる本格的な電力自由化の妨げになっている側面がある。そこでは必要なコストをすべて原価に組み入れて電気料金に反映できる“総括原価方式”が撤廃され、各電力会社は自由に電気料金を設定できるようになる。つまり、より安い電気を提供できる事業者に顧客が流れる可能性があるわけだ。経産省が、託送金に事故処理費用を上乗せするシステムの構築を急いだのには、20年に -
やくみつる氏も苦言、「高齢者」年齢定義引き上げの意味とは
2017/01/20 06:00正月気分も抜けきらない1月5日、「高齢者の定義を10歳引き上げるべき」との提言が唐突に発表された。「現状、『65歳以上』と定められている“高齢者”の定義を『75歳〜89歳』とし、『65〜74歳』を“准高齢者”、『90歳以上』を“超高齢者”と区分することを提言しました」こう語るのは、高齢者の定義を見直すべきという提言を発表した「日本老年学会」の甲斐一郎理事長(東京大学名誉教授)。どうして高齢者の定義 -
「恨まない離婚」で勝つ!“バツ3”弁護士が追求する流儀
2017/01/19 17:00「多くの方の離婚にまつわる悩みを聞いてきて気がついたのは、離婚をこじらせて泥沼化する人と、希望する条件で離婚にたどりつける人の差は“心の整理の仕方”だということです。こじらせない離婚に必要なのは、心の整理が9割、法律は1割です」こう語るのは、弁護士の原口美緒さん(41)。彼女は離婚案件を得意とする弁護士として、これまで400人以上の相談を受け、こじらせがちな離婚トラブルを、次々に解決してきた。一般 -
確定拠出年金への加入、50代主婦にとってのデメリット4
2017/01/19 12:00「確定拠出年金とは、毎月決まった金額を積み立て、自分が選んだ方法で運用し、できた資金を老後に受け取る仕組みです。公的年金の支給は65歳から受け取れる、いわば自分でつくる年金です」こう語るのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。今年1月から、確定拠出年金の加入対象が公務員や専業主婦などにも広がり、20〜60歳のほとんどが加入できるようになった。特に注目されているのが、1.積立金が全額、所得控除され、 -
47都道府県で女子に愛される地元のメイブツ【鹿児島県編】
2017/01/15 17:00酉年の2017年、「トリといえば“鶏刺し”!」と県民そろって日常的に“トリLOVE”なのが、鹿児島県。「鶏の生食ちょっと心配!?」というおせっかいな他県の声には「だいじょっ、かごんまは鶏の生食に当たらんから」と一蹴(笑)。鶏刺しは鮮度が命だから朝じめが基本。新鮮な地鶏が手に入りやすい鹿児島では昔から鶏刺しが家庭の食卓に上るのは当たり前、スーパーなどで普通に売られている。皮つきのまま表面をあぶり、そ -
電気料金、教育費まで…’17年上半期「値上げカレンダー」
2017/01/12 12:00「トランプ新大統領の中国への政策は厳しく、人民元の為替レートを引き上げることや、安い中国製品の反ダンピング制度を取り入れることなどを口にしています。大統領就任後、数カ月かけて、中国製品は高くなるかもしれません。中国産の冷凍食品や衣料品の価格に大きく反映される可能性はありますね。また、昨年冬にOPEC(石油輸出国機構)が原油を減産する方針を示し、原油価格が高騰。その1週間後にはガソリンが1リットル1 -
酉年なのに鶏肉も! ‘17年下半期「値上げカレンダー」
2017/01/12 12:00「今年の家計がどうなるのか?まずは1月20日に行われるトランプ氏の大統領就任演説に注目です。保護貿易に舵を切り、輸入品に高い関税をかけるようになれば、アメリカへの輸出が厳しくなり、日本経済は大打撃を受けます。企業の業績が軒並み悪化し、家計に大きな影を落とすことになるでしょう」そう語るのは第一生命経済研究所首席エコノミストの永濱利廣さん。混沌とする世界情勢と、加速する少子高齢化問題などの影響が、さま -
識者が検証、小池都知事「“ゼロ化”宣言」は実現できる?
2017/01/11 06:00「かねて準備してきた《都民ファーストでつくる新しい東京〜2020年に向けた実行プラン》を報告いたします」昨年12月22日に行われた’16年最後の定例会見で、小池百合子東京都知事は自信に満ちた表情で話した。就任から約5カ月、小池都知事は多くの都政改革に着手してきた。そして、会見では待機児童ゼロ、動物の殺処分ゼロなど“ゼロ化宣言”を連発。そこで、本誌は次の3つのゼロに注目したい。小池都知事が掲げる新し -
子育て困る親は無視!?安倍政権「家庭教育支援法」の仰天中身
2017/01/10 06:00野党の反対を押し切り、カジノ解禁を含むIR法案、年金カット法案を強行採決するなど、“数の力”でやりたい放題の安倍政権。今度は1月下旬から始まる通常国会に、自民党が提出する予定の「家庭教育支援法案」(仮称)が物議を醸している。家庭への支援というと「経済的な理由で進学できない人への支援」「いじめにあっている子どもの家庭にカウンセリング」など、困っている人に手を差し伸べるような法律なのかと思いきや、そう -
大渕愛子綴った第二子帝王切開の心境にママたちの共感広がる
2017/01/10 02:00弁護士の大渕愛子(39)が1月8日のブログで、第二子が帝王切開になった理由を明かした。大渕は俳優の金山一彦(49)との間に2015年3月第一子を帝王切開で出産。そして昨年12月6日に第二子「昂生(こうせい)」君も帝王切開で出産した。第二子が帝王切開となった理由について大渕はブログの読者からの質問に回答するという形式をとり、妊婦健診で「児頭骨盤不均衡」と診断されたためと説明した。「児頭骨盤不均衡」と -
コンタクトレンズ「原価は数十円」なのに高値の理由
2017/01/03 06:00大都市にいくと、大きなビルごとに眼科が入っているような状況です。たとえば私の開業している横浜駅近くの場合、駅の周りだけでも30以上の眼科があるでしょう。しかし、そのほとんどは「コンタクトクリニック」です。医療法では、コンタクトは医師が扱うべき医療材料とされています。しかし実際には、メガネ店やコンタクト会社のお店でコンタクトを扱って、宣伝して売っていることが多いものです。ただ、医療法上の体裁を整える -
現行では余分な課税も…新設「積立NISA」でどう変わる?
2017/01/01 12:00’16年12月8日に発表された税制改正大綱に「積立NISA」の創設が盛り込まれた。「NISA(少額投資非課税制度)」とは小口の投資による収益を非課税にする制度で、’14年に開始。現行のNISAは年間120万円(’15年までは年間100万円)まで投資ができ、運用益が5年間非課税になる。「いっぽう、新設の積立NISAは年間限度額を40万円に縮小し、反対に非課税期間を20年に拡大しました。これは、現NI -
自己負担も増加へ…専門家が危惧する介護保険制度の“改悪”
2016/12/31 12:00「’17年の国会で審議されることになっているのですが、『介護保険制度』の一部に見直しがあります。今後、介護を取り巻く環境は悪化することはあっても、よくなることはありません。利用者は注意が必要です」このような問題提起をするのは、淑徳大学総合福祉学部教授の結城康博さんだ。約650万人もの団塊の世代がすべて後期高齢者(75歳以上)となる’25年に向けて、利用者の“負担増”は避けられないという。「介護保険 -
北川景子、平愛梨…初詣しておきたい「有名人御用達の神社10」
2016/12/31 06:00政界、スポーツ界、芸能界……、’16年に大活躍したり、話題になった有名人たちとゆかりのある“開運神社”。勝負運・出世運・恋愛運……、’16年に輝いた有名人たちは、満願成就神社でパワーをもらっていた!?そんな、初詣にもおススメの神社・寺院を紹介!■東京都豊島区「池袋御嶽神社」ゆかりのある有名人・小池百合子(64)小池氏の事務所もある池袋にある神社。ふくろう像も鎮座しており、苦労を除き、福を呼び込む神 -
6千円還付も…1月開始の「セルフメディケーション税制」って?
2016/12/30 17:00「『セルフメディケーション税制』は、薬局やドラッグストアで年間1万2,000円以上の医薬品を購入した場合、医療費控除と同じように確定申告すれば、所得税が一部還付されたり、翌年の住民税が減額されたりするのです」そう語るのは、税理士の眞喜屋朱里さん。’17年1月からスタートする「セルフメディケーション税制」。頭痛持ちだったり、胃薬が手放せなかったりする人には朗報のこの税制だが、どんな医薬品でもOKとい -
顔相から読み解く小池百合子「運を呼び込む広い眉間」
2016/12/30 06:00「小池百合子都知事は顔相からも人気のワケが見えますね。運勢的には、四柱推命でみると知事は壬戌。川の流れのように臨機応変に生きる人、虹の星を持っているので、理想に向かって進む傾向も」こう語るのは、オネエ占い師のLove Me Do。’16年、最も注目を浴びた女性といえば小池百合子都知事。’17年の活躍も引き続き期待される。そんな小池都知事の運勢をLove Me Doに顔相&四柱推命で鑑定してもらった -
エビータ、スロギー…女性の心をつかんだ美アイテム開発秘話
2016/12/28 06:00’16年を彩った「女心に大ヒット」した美アイテムの数々。ブームの裏には女性仕掛人がいた。そんな女性仕掛人たちが開発秘話を語ってくれました!■カネボウ化粧品「エビータ ビューティホイップソープ」’16年9月1日に発売以来、3カ月間で62万個の大ヒット!予想をはるかに上回る実績に。バラの花びらが開くように泡ができあがるのがかわいらしく、年代を問わず女性に大ウケだ。「エビータは50代以上を対象とした基礎 -
小池百合子都知事 同級生明かす過去、「あだ名はラージ」
2016/12/26 06:00キャスターから、突然、政治家に。所属政党の反対を押し切って都知事となった小池百合子さん(64)。築地市場の豊洲への移転問題などで、抵抗勢力に「小池劇場」を仕掛ける、この度胸のよさはどこから来るのか。そんな、小池さんの原点とは−−。「ユリのおうちには広い芝生の庭がありました。いちばん印象に残っているのは、彼女が着るワンピースなどのかわいい服。すべてお母さんの手作りということでしたが、それは『人のまね -
小池都知事がインタビューで語った「留学、学生結婚、女性首相の夢」
2016/12/26 06:00’16年7月、女性初の東京都知事に就任以来、築地市場の豊洲への移転問題や、’20年の東京オリンピック・パラリンピック開催準備、そして都議会との丁々発止の協議など、東京のみならず日本中を「小池劇場」に巻き込み、いつになく政治への関心をかき立てている小池百合子東京都知事(64)。自身の政治塾も立ち上げ、分刻みのスケジュールのなか単独インタビューが実現した。「いまも私、自分の部屋に古い絵はがきを飾ってい -
若冲展、おそ松さん…あのブームの仕掛け人が語るヒットの舞台裏
2016/12/25 17:00’16年を彩った「女心に大ヒット」したブームの数々。そんなブームの裏には女性仕掛人がいた。そんな女性仕掛人たちがヒットの舞台裏を語ってくれました!■「若冲展」4月下旬から1カ月、東京都美術館で開催された「若冲展」。入場者数約44万6,000人を記録し、入室まで5時間以上待つ日もあったという。江戸時代の絵師、伊藤若冲が生誕してから300年を記念したこの展覧会を仕掛けたのは日本経済新聞社。目玉になった -
常識を覆してブレーク! ‘16年ヒット食品の仕掛け人が語る開発秘話
2016/12/24 12:00「あったらいいな」の発想を形にして、’16年を彩った「女心に大ヒット」した商品の数々。そんな商品を仕掛けた女性たちが開発秘話を語ってくれました!■ロッテ「SWEETS DAYS 乳酸菌ショコラ」乳酸菌といえば、これまではヨーグルトや健康食品のタブレットなどでとるイメージが強かった。だが、「乳酸菌ショコラ」はその常識を覆すコンセプトで登場。チョコレートで乳酸菌が摂取できるのだ。’15年10月の発売直 -
少子化、超高齢化……“夫の家事参加”はますます欠かせない
2016/12/22 06:00「世界的に見ても、日本の男性の家事・育児への関わり方は惨憺たるものです」そう語るのは、少子化ジャーナリストの白河桃子さん。現在、安倍政権下では「女性が輝く社会」が声高に叫ばれている。厚生労働省による「イクメンプロジェクト」(’10年)や、「女性活躍推進法」の閣議決定(’15年)もあり、一見、女性が結婚・出産後も家に縛られることなく、仕事、ひいては人生を謳歌できる態勢が整ったかのようだ。しかし、現実 -
47都道府県で女子に愛される地元のメイブツ【岐阜県編】
2016/12/19 12:00全国で生産される陶磁器の食器の5割以上を占めるという岐阜県の美濃焼。独自の風合いを持つ志野や織部などにファンも多い。岐阜県出身の40代主婦は「気にするようなったんは、結婚してよその県にいざってから。いいのが見つからんくてウチに帰ったときに買いこんどる」。そんな焼き物の里で今注目が集まっているのが、卵のように薄い磁器たち。お茶を注ぐと透けて見える様がなんとも優雅だ。「明治時代からウチではこのタイプの -
大阪“釜ヶ崎”のぜんざい屋に嫁いだ神戸出身のお嬢様の話
2016/12/16 12:00日雇い労働者の町として栄えた西成にいまあふれるのは、1泊1,000円前後の簡易宿泊所――通称“ドヤ”に暮らす流れ者や、生活保護を受ける老人、そして路上生活者たち。そんなこの町の真ん中で、変わらぬ味を供し続ける夫婦がいる。幼いころに脊椎カリエスを患った西成出身の店主と、その夫をいちずに愛する神戸出身の元お嬢様。おしどり夫婦とワケありおっちゃんらが紡いだ、65年の物語――。大阪市西成区。この西成区東北