「気温が上って暖かい日が多くなるこの時期、3〜4月は1年の中でも最も育毛に適した季節。新陳代謝の働きが活発になり、髪をつくる毛母細胞の働きが活発になります。毛量が多くなるので、育毛の手応えを感じやすく、ヘアケアに積極的になれる「育毛シーズン」のスタートです」
こう語るのは、桑名皮フ科院長の桑名隆一郎先生。特に普段から髪や頭皮のベタつきが気になる人に、桑名先生がアドバイスをくれた。
【エクササイズで地肌をさっぱりさせよう】
ストレス、運動不足、更年期、さまざまな事情で女性ホルモンがうまく分泌しなくなると、肌が脂っぽくなることが多くなります。まずは骨盤を動かしてさらっとした肌を手に入れて。そのためのエクササイズはこちら。
〈1〉足を肩幅に開いて、腰に手を当てる。上半身を動かさないようにゆっくり腰を回す(10回)。
〈2〉ひざが90度になるように太ももを上げて、両足で大きく足踏みを(最低1分間)
〈3〉両手を頭の後ろで組み、ゆっくりひざを曲げてスクワットを(1分間)
【ドライヤーテクでベタつきを解消!】
ドライヤーは頭から15〜20cmほど離して、地肌から乾かしましょう。1カ所に熱が長時間当たるとダメージの原因になるので、全体に均一に熱風が当たるようにします。地肌が湿っていると常在菌が繁殖していやな臭いの原因にも。地肌から乾かすと髪の根元が立ち上がるので、ふんわりボリュームアップにも。
【腸の中からデトックスしてさらさらヘアに】
頭皮がオイリーになる原因は食べ物かも。炭水化物(ご飯、パン、お菓子類)をたくさん食べてしまうと、余分なものは体内で中性脂肪に。また揚げ物などの高カロリー食品も注意が必要。ご飯の量を少し減らして、毎日の食事にデトックス効果のある山芋、海藻、オクラ、こんにゃくなどをとり入れてみて。
【優しくて有効成分がそろっているシャンプー剤を選ぼう】
洗浄力の強いシャンプー剤を使うのはNG。体が持つ回復機能が余分な脂を頭皮に生成してしまいます。地肌に優しく、守ることにこだわったものを使いましょう。