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寒い時期はお風呂上がりのケアも怠りがち。その結果、女性の足は水虫にかかり “オッサン化”してしまう--。それがまさに今の季節だ。

 

「ブーツをはくことが増えるのがその理由です。化繊のストッキングやタイツでブーツをはくと、汗がムレてブーツの中の湿度は80%を超えることもあり、その湿度は熱帯雨林並み。菌が繁殖して大惨事になっているんですよ」

 

こう話すのは、「足のクリニック表参道」の桑原靖院長。“足の専門医”である桑原先生に女性の冬の悩み「水虫」の解決術を聞くと……実はこんなに簡単だった!

 

「水虫は白癬菌というカビの1種なので、じめじめした環境が大好き。ブーツの中で繁殖もしますが、ただ菌が足についただけでは感染せず、皮膚に根付くのに24時間ほどかかります。そして、この菌は石けんで洗えば落ちる。つまり毎日足を洗っていれば、水虫にはならないんです」(桑原先生)

 

足指のかゆみで水虫を疑ったら、まず「コラージュフルフル泡石鹸」(持田ヘルスケア株式会社)で、1カ月、毎日洗おう。

 

「水虫に効くミコナゾール硝酸塩という成分が入っています。軽症ならこれで治るケースが多いですよ」(桑原先生)

 

水虫は、“一度かかると完治の難しい恐怖の病い”というイメージもあるが……。

 

「治りますよ。もし足に少しかゆみがあったり、かかとが真っ白になっていたりして水虫を疑ったら、『コラージュフルフル泡石鹸』で1カ月洗ってみてください。かゆみなどの自覚症状で水虫を疑う程度なら、たいていこれで治ります。もちろん、重度の場合は医療機関で治療する必要がありますが」(桑原先生)

 

気がつかない「水虫」といえば、爪の水虫「爪白癬」が思い当たるが……。

 

「爪が真っ白になる爪の水虫は、深いところに入っているから石けんでは治りませんね。かゆみもないので気づかない人も多いんですが、年配の方は2人に1人はかかっていますよ。爪の水虫も元は皮膚にいた白癬菌ですが、爪白癬は医療機関でしか治せません」(桑原先生)

 

足はどんなに寒くても、毎日きちんと洗うべし!

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