美肌に!「かぼちゃと牛ロースの甘露煮」 画像を見る

中年以降、願望とは裏腹に、年々くすんでツヤのなくなる肌、目の下にできるクマ、なかなかへっこまないおなか。がんばってダイエットしても変わらないのはなぜ? と首をかしげながら体重計に乗る人も少なくないだろう。

 

「それは食べ方が悪いのかもしれません」と指摘するのは、管理栄養士の菊池真由子さんだ。たとえば、太るのを気にしてお肉をひかえたり、コレステロール値が上がるのを心配して卵をとらないと、肌はガサガサ、髪はパサパサで、一見してうるおいの足りない外見になってしまうのだそう。

 

「動物性タンパク質が不足すると、コレステロール(油分)や、必要なアミノ酸が不足します。こういう人は、疲れやすいとか、スタミナ不足なども感じているはずです」

 

菊池さんおすすめのタンパク質に、牛ロースがある。この食材と、同じく体の内側から若返らせるパワーのある緑黄色野菜を組み合わせて、本誌オリジナルのレシピを、菊池さん監修のもとに考案した。

 

■かぼちゃと牛ロースの甘露煮

 

【材料】2人分

かぼちゃ 1/4個(約300g)
牛ロース肉(薄切り) 200g
A(醤油 大さじ2、酒 大さじ1と1/2、みりん 大さじ1/2、砂糖 大さじ1、水 300ml〈1と1/2カップ〉)
サラダ油 小さじ2
さんしょう(粉) 少々

 

【作り方】

(1)かぼちゃは種とワタを取り除き、ラップをして電子レンジ(600W)で2~3分加熱し、1cm弱の幅で食べやすい大きさに切る。牛肉は食べやすい大きさに切る。
(2)鍋にサラダ油を熱して、牛肉を炒め、色が変わったらかぼちゃを加えて炒める。
(3)全体に油が回ったらAを加えて落としぶたをし、弱火で7~8分、その後落としぶたを外して、中火にして、煮汁がなくなるまで煮る。
(4)器に盛り、お好みで粉さんしょうを。

 

「お肌にいいのは牛ロースです。牛ロースに含まれるアミノ酸は、肌のハリをつくってくれますし、鉄分と亜鉛はお肌のうるおい成分を作る働きがあります」(菊池さん・以下同)

 

そんな牛ロースと最強の相性なのがかぼちゃなのだそう。

 

「かぼちゃは甘いし、糖質過多になると敬遠されがちですが、実は、かぼちゃを食事でとると、甘味に満足してデザートに手が出ないという利点があります。さらにかぼちゃに含まれる栄養素は超優秀。ビタミンA、C、Eは、肌の老化防止、血行促進、肌のハリを与えてくれます。牛肉との相乗効果で、文句なしの働きをしてくれるでしょう」

 

(レシピ作成:木村幸子)

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