■「減シャン」して頭皮トラブルを減らす
北條先生がオススメする“減シャン”の方法は次のとおり。
【1】軽めにブラッシングをする
入浴前にやわらかい材質のブラシで軽く髪をとかす。頭皮や髪の毛についたホコリなどを取ることで、シャワーで洗い流すときに、汚れやあかが落ちやすくなる。
「ただし、過剰なブラッシングはNGです。力を入れすぎたり、長い時間髪をとかしたりすると、逆に頭皮にダメージを与えてしまうことがあります。ブラシの毛はやわらかい材質のものを選ぶといいでしょう」
【2】シャンプーの量を減らす
泡立てて洗うためにシャンプー剤をたくさん使う人も多いだろうが、まずは、ふだんの半分の量からトライしてみよう。
「頭皮の皮脂がなくなると、角質層がはがれ落ちやすくなりますが、これは爪を切るときの深爪と同じで、何らかの刺激で出血しやすくなります。頭皮に置き換えますと、シャンプー剤を過度に使うことは、皮脂を過剰に洗い落とし、刺激に弱くなってしまいます。実は私も皮膚が弱いので、髪を洗うときは、かなり少なめの量にしています。頭の1カ所につけると髪全体に行き渡らないので、まずは手のひら全体にシャンプー剤を広げてから、髪にまんべんなくなじませるようにしています。シャンプー剤は少なくても、汚れとあかは落とせますよ」
最初は、洗い足りないなと思うかもしれないが、続けているうちに慣れてくるという。