「昔の学食といえば、ラーメンかカレーが定番。男子学生向けに安さと量を重視し、味にはあまりこだわっていませんでしたが、最近の学食の進化はすごいですよ。大盛りよりは栄養バランスを重視し、ヘルシー志向。パスタやパン、スイーツを取りそろえ、女子学生も美味しく食べられる学食が多くなってきました」

 

そう話すのは、この7年間で150校もの学食を訪れた学食研究家の唐沢明さん。今回は唐沢さんが選ぶ、格安絶品学食ベスト5を紹介します。

 

【5位 明治大学】

「最近学食に力を入れている明治大学は、地上約75メートルの『スカイラウンジ暁』で都心の絶景を眺めながら食事ができます。男子学生向けのトリプルカレー(520円)は見た目にも驚きのボリューム満点メニューですが、女子学生が増えてきたため、パスタやオムライス、サラダも人気ですよ」(唐沢さん・以下同)

 

【4位 二松學舎大学】

「13階の展望レストランは、スカイツリーが見える絶景が広がります。日替わりランチセット(950円)は、本格的なジェノベーゼなどのパスタや、鶏もも肉のカチャトラなどメニューも豊富。ランチタイムは約10種類のドリンクバーも付き、美味しいデザートまで付いてきます(取材日はティラミス)」

 

【3位 中央大学】

「中央大学は何といっても学食棟が独立し、広くて大きいのが特徴。たくさんのテナントが入っていて、和洋中、食べたいものを選べる選択肢の多さがいいですね。4階『四季』は学食には珍しく座敷があり和食に特化しています。カツオのたたき・鶏のうま煮・小鉢・白飯・味噌汁がついたお得な四季御膳(530円)は、週替りで不動の人気です」

 

【2位 大正大学】

「男子学生が多い大正大学は、肉系のボリュームあるメニューが豊富です。日替わりのTランチ(420円。取材日はハヤシライス・メンチカツ・若鶏のグリル)、やはり日替わりの大正丼(370円。取材日は鶏から揚げの照りマヨ丼)など、ボリュームの割に、かなり安いのも特徴。また今年から新たに、5号館8階に『鴨台食堂』というレストランがオープンしました。なんとプリンスホテルのフレンチの日替わりランチが800円で食べられます」

 

【1位 青山学院大学】

「ネームバリュー・値段・味・場所、すべてが申し分なく殿堂入りなのが、青山学院大学の学食です。表参道という好立地にキャンパスがあり、近隣のサラリーマンやOLさんも利用しています。チキン南蛮が定番だというシェフの気まぐれランチ(480円)は、野菜もたっぷりで女子学生にも人気です。30年以上不動の人気を誇るこだわりのビーフシチュー(460円)は、一からの手作りで絶品です」

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