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「福神漬けって『カレーのお供』のイメージしかなかったし、いつも使い切れず、捨ててしまっていました。でもこの『きざみ福神漬け』は量もちょうどいいし、思った以上に使い道がある。いろんな料理にトッピングして“味変”を楽しんでいます」(50代主婦)

 

チューブ入り調味料を使った「新しい味覚」の楽しみ方がここ最近、話題になっている。

 

チューブ入り調味料といえば、わさび、からしなどの薬味はもちろん、にんにくやしょうがなど、きざむ手間なく料理にそのまま入れることができる便利アイテム。

 

そんな中、今年2月には『紅しょうが』(エスビー食品)「かぼす&すだちペースト」(ハウス食品)などの新商品が発売され、店頭をにぎわせている。冒頭のように「ちょい足し」している読者もいるのでは?

 

エスビー食品・広報・IR室の浜元美和さんに話を聞いた。

 

「昨今、食材をきざむ手間を省く時短や、使い切れず捨ててしまう“フードロス”問題から、チューブ入り調味料への関心は高まっています。チューブ入り調味料を含む粘体香辛料市場は年々拡大しており、コロナ禍の現在は、特に自炊する方が増え、しょうがやにんにくを筆頭に伸びている状況です」

 

2月8日に同社が新発売したのが「紅しょうが」「きざみらっきょう」「きざみ福神漬け」。今までは、一袋の量が多く、どうしても余らせてしまうことがあった。また、「賞味期限切れになってもったいない」「移した容器に色がついてしまう」などの不満も。だが、チューブ入りを使うことで、解消できる可能性大だ。

 

一方、ハウス食品も同時期に「かぼす&すだちペースト」などを新たに発売。商品開発に携わった同社食品事業三部の三宅勇緒さんはこう語る。

 

「当社では、’20年に開発・発売したペースト状レモンのチューブ入り商品『レモンペースト』がヒットしました。その柑橘系チューブの流れである『かぼす&すだち』は、生鮮だと9月、10月くらいしか手に入らない季節限定品のかぼすやすだちを通年で味わえるというのが、特徴です」

 

これから暖かくなると、にわかに「冷やしうどん」や「ざるそば」が食べたくなるところ。「すぐ使いたい、でも、少しでいい」というときに重宝しそうだ。

 

「女性自身」2021年3月16日号 掲載

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