このところスーパー行くと口にしちゃうのが「高~い!」。高騰が続いてますよね、葉物野菜。キャベツとか白菜とかレタスとか……それが葉物だけじゃないんです。実は玉ねぎも高騰中、11月も続きそうなんです。この7月、主力産地の北海道が高温・干ばつに見舞われた影響で、作柄は極端な小玉傾向。出荷量は少ない見込み……。
高値で手に入れた玉ねぎ、せっかくだからその栄養をしっかり生かして食べたいですね。そこで、あなたは玉ねぎを切った後、どうしてますか?
■水にさらすのは栄養的には「損」なんです
以前は、玉ねぎの辛味を取るために水にさらすこともしていました。が、水にさらすと血液サラサラ効果のある硫化アリルや抗酸化作用のあるケルセチンなどは水溶性のため、これらのありがたい栄養成分が水に溶け出してしまい、食べる際にはせっかくの栄養効果が失われてしまいます。
■水じゃなくて「空気にさらす」が◎
辛味が苦手な人は、玉ねぎの繊維を断つように刻んだら、そのまま15分以上放置して。空気にさらすことで、辛味が抜けるんです。もちろん、ありがたい栄養は失われずにいただけます。生で玉ねぎを食べる場合は、ぜひこの方法で。生で食べると先述の硫化アリルやケルセチンがしっかり摂れます。
■さらに放置で、栄養成分が増える!?
また、普通に切ってから30分ほどおいてから調理すると、硫化アリルの1種、アリシンなどの有効成分かが増えるんです! 時間に余裕のあるときは「切ったら30分は放置」が玉ねぎ料理の鉄則ですね。硫化アリルやケルセチンは水溶性ですが、火を通す料理にする際はスープや煮込み料理にして汁ごと食べればOK。腸内環境を整える作用がある成分、フラクトオリゴ糖は加熱すると甘味がアップしますよ。
今回は、こんなうれしい情報満載の女性自身ブックス『野菜自身~免疫力あげる100レシピ~』からご紹介しました。他にもいろいろな野菜の知っトク情報がいっぱいです。
毎日、野菜を上手にしっかり食べて、元気に人生を楽しみたいですね。