「ベビーマッサージはママと赤ちゃんのコミュニケーションツールのひとつで、夜泣きが減ったり、自然治癒力アップなどの効果が期待できます。ママにとっても、赤ちゃんにじかに触れることで”癒しのホルモン”といわれる”オキシトシン”が多く分泌されるので、心も癒され、育児ノイローゼや産後うつを防いでくれるんです」

 

と語るのはチャイルド・ボディセラピストの蛯原英里さん。6年間の新生児集中治療室での経験をもとに、母子ともに効果的なベビーマッサージを伝授していただいた。

 

【まずは足から始めてみよう】

手にオイルをたっぷりつけ、太ももの内側にあるそけい部から開始。太もも→膝の裏→ふくらはぎ→足の裏と、上から下へとマッサージ。「リンパを流すように手をすべらせましょう。片足5〜10回くらいが目安です」(蛯原先生)

 

【おなかは便秘解消に効果的】

手のひらをおへその下に当て、おへそを中心に「の」字を書くように手をすべらせる。押すのではなく、そっと包み込むイメージで。「便秘気味の赤ちゃんには、1回につき20〜30回、普段は10回前後が目安です」(蛯原先生)

 

【胸から新鮮な空気を取り込もう】

胸の真ん中に両手を添えたら、両手でひとつのハート形を描くように、胸の中心→腕の付け根→おへそ、と手を順に移動させる。「胸の筋肉を刺激して温めることで、筋肉が緩み、より深い呼吸ができるようになります。10回前後、行いましょう」(蛯原先生)

 

【背中は夜泣き軽減の効果あり】

背中の上から下に、両手を順にすべらせる。行いながら「シューシュー」と、赤ちゃんが楽しくなるような声をかけてあげてみて。「背中の筋肉を温めることで副交感神経のスイッチが入り、リラックスモードに。風呂上がりや、就寝前にベッドのなかで10回前後行うのがおすすめです」(蛯原先生)

 

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