「高齢化に伴い、女性は脳卒中を発症しやすくなっています。今回の調査で、女性の大きな発症要素は、高血圧、肥満、喫煙の3つということも判明しました」

と語るのは、公衆衛生学が専門の藤田保健衛生大学・八谷寛教授。19日、国立がん研究センターが発表した「脳卒中の発症確率計算法」の研究メンバーだ。この調査は40~69歳の男女1万5千672人を平均14年間追跡、脳卒中を発症した790人の解析に基づいたもの。6項目の合計点数で、今後10年間の発症確率を、簡単に算出できるという。

 

「脳卒中の発症は、食生活の改善と禁煙によって、リスクを3割ほど、減らすことができます」(東京医科歯科大学・藤田紘一郎名誉教授)

今回、藤田教授が、“女性の脳卒中の発症を下げる「3つの食卓ルール」を大公開!

 

1、緑茶・コーヒーで30%リスク減

毎日、緑茶かコーヒーを飲む人は、いずれも全く飲まない方と比較して、最大3割のリスク軽減があるという別な調査結果もある。

「緑茶のカテキン、コーヒーのカフェイン、クロロゲン酸、アディポネクチンが、作用しているのでしょう。カテキンやカフェインには、脳卒中や心筋梗塞の引き金となる活性酸素の発生を抑える働きがあり、高血圧予防にもつながります」(藤田教授)

最適な1日の量は、緑茶4杯、またはコーヒー2杯だという。

 

2、就寝前にはコップ1杯の水を!

「脳卒中の発症は、明け方が多いというデータもあります。体内の水分不足により、血液がドロドロになったことが原因なのです。その予防法で簡単なのは、寝る前にコップ1杯の水を飲むこと。私の研究結果でも、たったそれだけで、起床時の血液がサラサラになるという結果が出ました。年配の方は、就寝中、尿意で目が覚めることを嫌がるよりも、脳卒中のリスクを回避するべきです」(藤田教授)

 

3、食卓から醤油、ソースを無くして30%の減塩

厚労省は、1日の食塩摂取量の目標を10グラム未満にしているが…。

「男女とも長寿日本一の長野県では味付けに工夫して塩分の摂取を減らしました。出汁を濃くとる、酢や香辛料で味付けをすることなどのひと工夫で塩分を減らせます」(藤田教授)

食卓から醤油やソースをなくし、薄い味付けに慣れると、3割ほど、減塩できるという調査もあるという。適度な運動も大切。最初は緑茶やコーヒーからのトライが簡単かも♪