江戸時代の健康本として有名なのが、儒学者・貝原益軒(えきけん)が正徳2(1712)年に著した『養生訓』だ。「益軒は博識で、人間味あふれ、人生の本当の楽しみを知る人でもありました。福岡藩士として勤めをまっとうし、80歳を過ぎてから科学的な博学者として評価の高い多くの本を著しました。酒を愛し、読書を愛し、旅を愛する彼の生き方はとても粋に見えます」こう語るのは、医学博士で帯津...

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