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「今年6月に、妻と思い切って出かけたんです。車でたった30分ほどの場所ですが、今の私には、ギリギリの距離。消えそうになりながら、また力強く発光するホタルは、自分の命に重なりました」こう語るのは『緩和ケア医が、がんになって』(双葉社)を出版したばかりの大橋洋平さん(56)。愛知県JA厚生連海南病院の医師であり、10万人に1人といわれる希少がん・ジストの患者でもある。「緩和...

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