依然として猛威をふるい続ける新型コロナウイルスに立ち向かうためには、ぬかりない予防対策だけでは不十分。万一感染してしまったときにウイルスに負けない“免疫力”を、いまからしっかり強化しておこう。まずは次の免疫力チェックを!
□ おなかや手足が冷える。体温が低い
□ 野菜や果物はあまり食べない
□ 日常的に激しい運動をしている
□ 妊娠している
□ 慢性的に寝不足だ
□ 座り仕事が多く、運動不足だ
□ ダイエットで食事制限をしている
□ 甘いものや脂っこいものをよく食べる
□ 喫煙している
□ いつも強いストレスを感じる
□ 生活リズムが乱れがちだ
□ 毎年のように風邪をひく
□ 便秘気味である
□ 口内炎や口唇ヘルペスがよくできる
□ 笑う機会が少ない
□ 口や目の渇きを感じる
当てはまる項目が、0〜2=免疫バランス良好。引き続きストレスや生活習慣の乱れに注意して。3〜5=免疫バランスにやや不安あり。日々の「免疫意識」を高めましょう。6〜9=かなり免疫バランスの悪い状態。10以上=いつ病気になってもおかしくない状態。生活習慣全般を見直して!
“免疫力”を向上させることは、ふだんの生活のなかでもできるそう。そこで“免疫力”を向上させる生活習慣を2択クイズ形式で出題! 出題してくれたのは、純真学園大学客員教授で、『それでは実際、なにをやれば免疫力が上がるの?』(ワニブックス)の著者・飯沼一茂先生。
【Q】夕食後のだんらん。おすすめのテレビ番組は?
泣けるドラマ or 笑えるバラエティ
正解は笑えるバラエティ。
「大阪国際がんセンターの研究によれば、落語や漫才を鑑賞したがん患者30人のほうが、鑑賞しなかった30人よりも、免疫細胞の一種であるNK細胞が増えることが確認されました」(飯沼先生・以下同)
今後は、介護や医療の現場で“笑い療法士”が活躍する時代になる!?
【Q】適切なお風呂の温度と入浴時間は?
30度のお湯に15分 or 40度のお湯に10分
正解は40度のお湯に10分。人間の体温は、40度のお湯に10分浸かると1度上がるといわれている。
「体温が1度上がると血流だけでなく、リンパの流れもスムーズになります。リンパ球は免疫機能をつかさどる要で、この流れがスムーズになることで免疫力は5倍高まるといわれています」
【Q】入浴剤で選びたいのは?
重炭酸系 or 保湿系
正解は重炭酸系。1日の疲れから免疫力が下がりがちな夜におすすめなのが「重炭酸」系の入浴剤。
「炭酸系入浴剤は、角質層から体内に吸収される炭酸ガスが効果的に血流を促し末梢神経を広げてくれるので、体が温まり免疫力の維持につながります」
【Q】入浴後にマッサージしたほうがいいのは?
口元 or ふくらはぎ
正解は口元。ウイルスや細菌は口、目、鼻などの粘膜から侵入して免疫力を落としてしまうので、粘膜の働きを強くしておくことが大切。
「体が温まっている入浴後に、口元(=唾液腺)をしっかりとマッサージして、唾液の分泌量を増やすように心がけましょう」
正しい知識を身につけて1日のリラックスタイムを免疫力の充電時間に!
「女性自身」2020年4月7日号 掲載