■薬の原材料に使われるハーブのお茶
《「チェストベリー」ホルモンの分泌を調節 》
【効用】生理痛、PMS、更年期障害
【禁忌・注意点】妊婦や子ども、ホルモン感受性がんの人、パーキンソン病、統合失調症の人の使用は避ける
黄体形成ホルモンの分泌バランスに作用し、古くから月経不順、月経前症候群(PMS)、生理痛、高プロラクチン血症、更年期症状、不妊症など婦人科疾患に用いられてきた。乾燥エキス含有の一般医薬品「プレフェミン」(日本では要指導医薬品)も発売されている。
《「パッションフラワー」緊張や不眠を緩和する 》
【効用】不眠、神経緊張、ストレス性高血圧
【禁忌・注意点】妊娠中は使用を避ける。抗うつ剤との併用は避ける。車の運転や機械の操縦前の使用には注意が必要
古くから過度な緊張や不眠の症状に効果があるとされ、小児や高齢者にも安心して使える精神安定ハーブ。ストレスや緊張で動悸がするとき、一時的に血圧が高くなってしまったときにもよい。第2類医薬品「イララックa」(小林製薬)、「パンセダン」(佐藤製薬)にも使われている。ハーブティーは、多少の苦味があるもののクセのないまろやかな味。