■胃潰瘍・十二指腸潰瘍は、O型の人に多いというデータが
しくしく痛む胃潰瘍・十二指腸潰瘍は、O型の人に多いというデータが。
「前述のカロリンスカ研究所の調査で、O型はそれ以外の血液型に比べ、胃潰瘍が1.1~1.3倍、十二指腸潰瘍が1.18~1.33倍も罹患リスクが高いという研究結果が出ています。胃がん同様、主要因はピロリ菌の感染です」
ときには命にも関わる心臓病はAB型、脳梗塞はB型とAB型に多い傾向があるという。
「’12年のハーバード公衆衛生大学院のルー・チー博士の研究では、心臓病の罹患率は、O型と比較して、AB型が20%増、B型が11%増、A型が8%増でした。脳梗塞に関しては、’09年のワシントン大学が行った脳梗塞患者への調査があり、B型とAB型の人は、O型に比べて1.59倍リスクが高いと結論づけられています。心臓病も脳梗塞も急に起こるものではなく、糖尿病や高血圧などが原因で血管にダメージが蓄積し、やがて発症するもの。定期的な健診で数値をチェックしておくことが重要です」