■ただの口臭でなく病気が隠れていることも
うがい液は1回約20mlと少量でよいそう。口に含んでブクブクうがいをしよう。
「うがい液は少量のほうが、頰の筋肉をしっかり動かすブクブクうがいがやりやすいです。ブクブクうがいの後に、ガラガラうがいも行うと、口腔内の隅々までうがい液がいきわたって、さらに効果的でしょう」
うがいはいつするの?
「三食の後に行うのが基本です。でも、起床後や就寝前、口臭が気になるときなど、1日に何度行っても大丈夫。食用重曹は“食べ物”ですから、胃に入ったとしても問題ありません。安心して『臭いが気になったら重曹うがい』を続けてみてください」
うがい液は常温保存で、3~4日で使い切れる量を用意しよう。使うたびに、よく振ることを忘れずに。
「洗面所などの目につくところに置いておくと、習慣化しやすいと思います」
ただし、重曹うがいでは改善できない口臭もある。
「虫歯や歯周病がひどい人は口臭が発生します。定期的に歯科医院でメンテナンスしてください」
歯磨きやフロス、歯間ブラシでの毎日のケアも大切にしたい。また、内臓の病気が原因の口臭もある。重曹うがいで改善が見られない場合は、健康診断などでチェックしてみよう。重曹うがいは、マスク口臭はもちろん、虫歯や歯周病などの予防にも効果がある。毎日の生活に組み込んで、口腔ケアに励もう。