■おすすめは魚の和定食。野菜や海藻も積極的に
【1】栄養成分表を必ずチェック
食品パッケージの裏面にある栄養成分表を見て、塩分とエネルギー(カロリー)、タンパク質の量をチェック。塩分は「食塩相当量」で考える。記載がナトリウム量なら、ナトリウム量(ミリグラム)×2.54÷1000が食塩相当量となる。
【2】菓子パンやお菓子を控える
高カロリー・高糖質・高脂質なので、腎臓にとって要注意食品だ。
【3】甘いジュースや砂糖入りコーヒーを控える
液体の糖質は吸収されやすく血糖値を上げやすい。水分補給はなるべく糖分を含まない飲み物に。
【4】肉の脂身や皮は残す
脂身や皮はカロリー大! 脂肪の少ない鶏のささ身やむね肉、牛や豚ならヒレ肉などを選ぶのも手。
【5】ハム、ベーコン、ソーセージ、インスタント食品を食べすぎない
塩分が多いうえ、リン酸塩も含まれる。食べるときは水にさらすか、ゆでこぼしてから。
【6】朝食は「無塩」を目指す
朝食を無塩にできれば、1日の塩分量を昼食と夕食の2回に割り振れる。たとえば低糖質グラノーラと牛乳、バナナとヨーグルト、ふかし芋と牛乳などが無塩朝食だ。
【7】ファストフード、揚げ物、ラーメンを控える
高カロリー・高塩分・高糖質・高脂質の代表格。ご褒美として週1~2回食べる程度に抑えよう。
【8】一汁三菜、魚の和定食を野菜から食べる
定食は食材が多く必要な栄養素がそろいやすい。主菜は肉よりも脂質の少ない魚が◎。ただ塩焼きなどは塩分が多いので、薄味の野菜をたっぷりと、ご飯は少なめに。また、糖質の吸収を穏やかにするため、野菜から食べ始めよう。
【9】緑黄色野菜、淡色野菜を増やす
野菜には、腎臓を傷める活性酸素の害を抑える抗酸化作用や、塩分を体外に排出する働きなどがある。毎日350グラムの野菜を食べよう。
【10】海藻、きのこ、こんにゃくを増やす
便秘は腎臓にも悪影響を与える。食物繊維が豊富で低カロリーの食材で、腸の健康を保とう。
腎臓を守る食べ方は早く始めて、続けることが肝心。腎機能を長持ちさせて、元気に長生きしよう。