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「あぁ、始めなきゃ……」と思い、ちゃちゃっと済ませてしまいがちなお正月の準備。でも、「どんな意味があるのか」を知っていれば、しっかりと、そして楽しく準備ができるはず。

 

そこで、あなたが“年末年始のお作法”をどれだけ知っているか、○×形式クイズを出題。各問の解説は、書籍『冠婚葬祭マナーの便利帖』(高橋書店)を監修した現代礼法研究所主宰でNPO「マナー教育サポート協会」理事長の岩下宣子さんにお願いした。


【問1】年始の挨拶まわりは、午前中に行ってはいけない

 

「答えは×。日ごろお世話になっている方に年始の挨拶にうかがう場合は、12月中にお知らせをして、あらかじめアポを取っておくべきです。そのとき大事なのは、『お玄関で失礼しますので……』と伝えておくこと。うかがう時間帯は、午前中であれば11時くらいまでに。午後であっても夕方にさしかからない明るいうちに行くべき。食事の時間にさしかかるのを避けるためです」(岩下さん・以下同)

 

【問2】目上の人の子どもに渡すとき、「お年玉」と書いてはいけない

 

「答えは○。自分の子や年始まわりなどで会った親戚の子、親しい間柄の方の子に贈るものがお年玉です。目上の方の子どもに『お年玉』として現金を渡すのは、失礼に当たりますので注意しましょう。というのは、もともとお年玉とは、年神様がよりつく鏡餅を、目上の人が目下の人に分け与えたのが由来とされているからです。こういう場合、図書カードなどにし、のし袋に『図書料』『御年賀』などと書いて贈るといいでしょう」

 

【問3】おせち料理のお重の中身は、一の重から「祝い肴→酢の物→野菜……」の順番で入れていく

 

「答えは×。大みそかに神棚に供え、年明けに食べるものがおせち料理。縁起のいい食材を使い、四季を表すように一から与の重までの四段重ねが正式です。一の重には、栗きんとん、昆布巻き、伊達巻などの甘い料理と祝い肴三種(子孫繁栄の数の子、豊作を願うごまめ、健康でマメに働けるように黒豆)を詰めます。二の重には鯛やブリ、エビ、肉などの焼き物を。三の重には蓮根、しいたけ、筍など野菜の煮物を。与の重には紅白なますなどの酢の物を詰めます。

 

【問4】元旦の食事に使う祝い箸は、片方は自分で食べるため、もう片方は取り分けるため作られている

 

『答えは×。おせち料理をいただくときは、三が日は白木の祝い箸を使います。折れにくく、縁起のいい柳などの丸箸がいいでしょう。祝い箸の両端が細いのは、一方の端を神様が使うためといわれています。取り分けるためではありません』

 

【問5】「寒中お見舞い」は、年賀状を出し忘れた人にも送っていい

 

「答えは○。本来は相手の健康を気遣う冬の挨拶状ですが、年賀状を出し忘れたり、遅れてしまった場合に出しても構いません。目上の方には『お見舞い』ではなく『寒中おうかがい申し上げます』と書きましょう。『拝啓』などの頭語は書かないので、『かしこ』などで結んではいけません」

 

さて、あなたは何問正解できただろうか。しっかり実行すれば、年神様が新年に幸福をもたらしてくれるはずだ。