「1月17日、トランプ米大統領が、主要メディアが発信した、大統領に否定的な報道に『フェイクニュースだ』とかみつき、その中からベスト11を選出。『フェイクニュース賞』なるものを発表して話題になりました」(ITジャーナリスト)
フェイクニュースとは虚偽報道。その真偽はさておき、フェイク情報でいちばん怖いのは、SNSで拡散して特定の人物を傷つけたり、周囲の混乱を招くことだろう。
「SNS情報には意図なく流された“ウワサ”も含まれますから、発信源も真偽も曖昧なまま拡散されることがあります。雑談だったではすまされない事件に発展することも……」(前出のITジャーナリスト)
SNSを利用する機会が増えた今、ご近所や職場であらぬウワサを流されて迷惑を被ったという人は多い。そこで、本誌に寄せられた“ご近所のフェイクニュース”の中から、「フェイクニュース大賞」を決定!
■引越し先を「無理心中」が起きた事故物件と書かれ……
「一昨年、掘出し物の中古物件を発見。聞けば払えない額じゃなかった。それで、なんとか銀行ローンと親からの借金+貯金で購入できました。ところがホームパーティに誘っても誰も来てくれない。友人やご近所に妬まれるほどの家ではないんですが……」
そう語るのは、主婦Aさん(44)。数カ月後、11歳になる娘の友達の言葉に驚愕する。
「ねぇママ。友達がウチには遊びに来たくないって言ってるの。事故物件とか、むりしんじゅうとか……怖い」
慌てて不動産業者に問い合わせたが、そんな事実はなかった。どうやらLINEで「事故物件サイトを見たら、母子無理心中の記載があった」との情報が流れたようだった。
「ウチみたいなサラリーマン家庭では“買えるはずがない物件”だったため、誰かが『事故物件じゃないか?』とつぶやいたことが発端でした」
そういったつぶやきの「?」は簡単に消えてしまうようだ。
■ママ友そっくりのエロ画像にパパ友たちが大興奮
専業主婦のEさんのママ友であるFさん(34)は、清楚でありながら巨乳をゆらゆらさせて歩く超美人。当然パパ連中のアイドルだった。
「パパたちの一人がネットで『巨乳』『熟女』で検索していたところ、ある匿名のインスタにFさんソックリの写真を発見。それが、シースルー下着をつけた、まさかの自撮りM字開脚……」(Eさん)
パパ友LINEでは「日ごろ抑圧されているからか」「地味だからこそ、激しい性をさらしたくなる」と妄想満載の分析で盛り上がったという。
「ママ友内では写真は別人と見ていますが、相当イヤらしい目付きでパパたちにがん見されるFさんが気の毒。そろそろ本人に確かめてみようかしら。でも、もしかして清楚な彼女のほうがフェイク?」
もはやSNSは「人の噂も七十五日」という言葉など通用しない領域。もし“被害者”になったときは慎重に対処を。