「街中の奥さんにキレイになる楽しさを」72歳の美容部員が山間部の町で“日本一”の売り上げを誇るまでの道のり
記事投稿日:2025/09/28 11:00 最終更新日:2025/09/28 12:33
「化粧品は、ただ売ればいいというわけじゃないの。それで皆さんにキレイになっていただかないと、意味がないのよ」と語る安達太陽堂薬局専務・長谷川桂子さん(撮影:小松健一)
岡山県岡山市から車で走ること1時間強、人口2万5千人ほどの新見市にたどり着く。濃い緑の山々に囲まれた市の中心エリアには約3千人が暮らすというが、昼過ぎなのに人通りは少ない。市民の10人に4人は65歳以上と高齢化が進むこの場所に、創業97年の「安達太陽堂薬局」がある。広さ110坪ほどの安達太陽堂薬局は、化粧品、薬、日用雑貨を販売する。外観は、どこの地方にもありそうな、昔な...