「電力の完全自給自足生活を始めて3カ月。今のところ困ったことはありません(笑)。ただ、冬は“温める・暖める系”で電気を食ってしまうので、これをいかに、ほかで代用できるかがカギなんです!」

 

そう語るのは、自然療法士のサトウチカさん(31)。昨年9月、精密機器メーカー勤務の夫とともに、田んぼが広がる神奈川県横浜市戸塚区郊外で、太陽光発電で電力を完全自給する2LDKのオフグリッド(送電線につながっていない)ハウスを新築した。

 

それから2カ月。サトウさんは冬を迎えた今もなお、持ち前の「節電アイデア」で楽しく省エネ生活を送っている。その消費電力量はもっとも少ないときで、1日約3キロワットアワー。これは一般家庭の1日の消費電力、9キロワットアワーの3分の1程度で、電気代に換算すると、わずか月3千円程度。一般家庭の電気代が月平均8千円程度なのに対し、およそ5千円も安い。

 

そこで今回は、サトウ家で実践している冬の節電テクニックの一部を紹介してもらった。

 

【1】便座ヒーターはスイッチを切り、便座カバーをつける

「わが家では便座カバーをつけてから、1カ月の消費電力が20キロワットアワーも減りました!」(サトウさん・以下同)

 

【2】トイレの温水は低温に設定

「わが家のトイレは、温水を使わない場合の消費電力が3ワット、温水スイッチを入れると600ワットと200倍もの開きがあります。温水スイッチを切ってしまうと、さすがに冷たすぎて使えないので(笑)せめて温度設定は低温にしています」

 

【3】電気ポットは使わず、お湯はそのつどガスでわかす

「お湯をわかすときはもちろん、保温にも電力を使うのが電気ポット。わが家では、そのつど、飲みたいぶんだけガスでわかしているんです」

 

【4】晴れた日の日中はカーテンを全開にして「蓄熱」する

「日が出ている間は、暖房も必要ないぐらいの暖かさ。レースのカーテンも開け放って日光をたっぷり部屋に取り込めば、日が暮れてからも暖かさが残ります」

 

【5】使わないときは給油器の電源をオフ

「意外と見落としがちですが、一日中スイッチを入れているだけで、1カ月で約4キロワットアワーもの電力を消費してしまいます。お湯を使わないときはこまめにスイッチをオフ!」

 

いきなりオフグリッド生活は難しくても、節電することで電力依存を少しでも減らす方法は結構あるもの。この冬、「サトウ流・冬の節電術」で、まずは電気代の節約をめざしてみては?