企業のコストカットのコンサルタント・坂口孝則さんが、そのコスト削減術を家庭に応用させた著書『レシートを捨てるバカ、ポイントを貯めるアホ』(朝日新書)が話題になっている。
「企業も家庭もやみくもに節約を唱えても成功しません。成功させるにはきちんとした手順があるんです」という坂口さんに、ネットの活用術を教えてもらった。
【1】買う前に必ず価格比較サイトをチェックする
「代表的なのは『価格.com』。全国の最安値と店舗が表示されます。送料や保証条件を考慮して、そこから買うか、近所の安いところを探します。価格情報を知ることが最安値で買う王道です」
【2】新聞はネットで購読する
朝日新聞の場合、紙の購読は4,037円、デジタル版は3,800円と、237円安い。
【3】音楽は動画配信サイトで聴いて楽しむ
【4】クレジットの明細は紙でもらわずウェブ上で見る
明細を紙からウェブに変更すれば、三井住友VISAカードの通常会員なら、年会費が540円引きに。
【5】ネットから手紙を出す
受取人の住所、氏名、通信文をPCから入力すれば、印字、封印、発送を日本郵便が代行してくれる「Webゆうびん」サービス。「1通97円からと、自分で便せんや封筒を用意するよりコスト削減ができます」
【6】引っ越し通知はメールだけで実施する
【7】スマホの無料電話・メールアプリを活用する
【8】アプリは無料のモノだけに限定する
使い勝手を良くする機能などが有料になるケースも多いが「少し不便でも、無料で使える範囲だけで使うように割り切ること」
【9】写真はプリントしない
【10】バーチャル旅行で旅行気分を味わう
「旅好きの間で流行しているのが、Googleマップのストリートビューで好きな場所を散策するバーチャル旅行。家族でパソコンを囲めば、本当にそこに行った気分が味わえます」
【11】家計簿はネットでつける
「レシートをスマホで読み取って集計できる無料オンライン家計簿『Zaim』など、ネット家計簿がおすすめ」
インターネットは節約術の宝庫。賢く使いこなして、得したい!