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「1日1回、財布に残った金額とその日の支出額を家計簿に1行メモするだけ。お金の管理にはクリアブックを使用します。これだけで年末までの3カ月で10万円貯まります」

 

関西では大人気のファイナンシャルプランナー・いちのせかつみさんは言う。長年、お金の相談を受けるなかで編み出したのが、「クリアブック」と「1行家計簿」を使った貯蓄術。“面倒で続かない家計簿”を“続く家計簿”にするにはどうすればいいのか――。

 

「そこで、1日の予算からいくら使い、残ったかを書くだけの1行家計簿を思いついたんです。クリアブックを1カ月分の予算の入った“封筒”とイメージして、各ポケットに1日分の予算だけを入れておき、毎日それだけを取り出せばいいと考えついたんです」

 

○1日でいくら使えるのかを知ろう

まず、家計の予算組みをしっかりたてていこう。「食費・日用品(16〜18%)、おしゃれ・趣味(3〜5%)、外食・交際費(3〜5%)などの日々使うお金は、手取り収入の約28%に抑えます。残りを住宅ローン、教育費、通信費、車代などの固定費に充てます。最初は厳しいかもしれませんが、目標を立て実行していくことが大切です」(いちのせさん・以下同)。手取り額の約28%を日割りした金額が、1行家計簿で使用する1日の額だと肝に銘じよう!

 

○“クリアブック封筒”をつくろう

〈1〉クリアブックを用意する。

〈2〉1つのポケットを1日分として、日付を入れた紙を差し込んでおく。

〈3〉各日付のポケット30枚(1カ月30日の場合)に、試算した1日の予算額を入れる。

 

○1行家計簿のつけ方

〈1〉朝、“クリアブック封筒”から、その日の予算を財布に入れる。

〈2〉帰宅後、1行家計簿に記入する。

〈3〉お釣り額とレシートをクリアブック封筒に戻す

 

「ポイントは、常に朝、財布を空にしておくこと!そこに1日の予算を入れてやりくりします。買い物や仕事から帰宅したら、まず財布に残った額を確認して記入します。次にその日使った金額の合計を記入します。最初に残った額をチェックして記入するのは、わずかでも、『100円残った』と楽しくなれるから。残高がないときは、レシートをチェックして何か無駄遣いをしていないか確認するようにしましょう。細かく項目ごとに書く必要はありません。大切なことは、毎日、財布の中身を把握すること。月末になるにつれて、クリアブックに小銭が残り、重くなっていくのも楽しみになります」

 

いちのせさんが相談をうけたなかに、家計簿が続かない主婦がいた。今では毎朝、空の財布にお金を入れて「予算の目標で買い物するぞ」とゲーム感覚で続けているという。

 

「『3個でお得』『夕方セール』などでの無駄遣いをしなくなったそうです」

 

年末に向けてクリアファイル式「1行家計簿」を始めてみませんか?