家族や親戚の集まる機会が多くなる、年末年始。そんなとき、子供たちを夢中にさせるのが、おもちゃだ。なかでも、面白いだけでなく、子供たちを賢くしてくれる「知育玩具」が今、大人気となっている。

 

遊びを勉強に変える自宅学習法を提唱し、教育熱心なママたちから高い支持を集めている「人生の本質・教育プロデューサー」の小室尚子さんは、学習教材にもなる知育玩具として「カルタ」をすすめる。

 

「カルタのいい点は、何より遊びながら学べること。勉強だと思わないうち、自然と子供の知識が増えていきます。そしてもうひとつのメリットは、きょうだいなど、年齢が違っていても同じツールで遊べる点です」

 

そこで、小室さんがおすすめの「ためになる」カルタ3種を紹介。

 

【楽勉 星座カルタSP】1,550円・楽勉

たとえば、はくちょう座ならはくちょうの輪郭が描かれたもの(初級)、星を線で結んだもの(中級)、星だけが書かれたもの(上級)と、ひとつの星座につき3種類の絵札があり、年齢やレベルに合わせて選べる優れもの。小学校中学年で、すべての星座を覚えてしまう子も!

 

【新版 98部首カルタ】2,592円・太郎次郎社エディタス

漢字についての著書も多い3人が作成した、中学校までに覚える98種類の漢字の部首を網羅したカルタ。絵札には部首を使った漢字とその「訓読み」が書かれており、大人でも勉強になる。ひらがながわからない子でも、記号として覚えてしまうとか。

 

【歴史人物かるた 日本を動かした44人】1,404円・小峰書店

紫式部、織田信長、徳川家康、伊能忠敬……日本の歴史上、重要な人物について知ることができるカルタ。読み札は五・七・五のコンパクトな内容だが、各絵札の裏には偉人が残した業績が詳しく、かつやさしく解説されている。イラストも印象的。

 

また、小室さんはカルタのこんな遊び方を提案してくれた。

 

「カルタの絵札を並べてコピーし、ラミネート加工します。こうして防水になった絵札を、お風呂の壁に貼ります。そこで、子供たちに水鉄砲を持たせ、親が読み札を読みましょう。答えの絵札を水鉄砲で命中させて取るようにすれば、小さい子が盛り上がること間違いなしです!」

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