グリーンジャンボ宝くじ(1等・前後賞5億円)に強いのは、実は主婦がよく訪れる場所だった!?本誌が調査したところ、グリーンで好成績を上げているのが、「スーパーマーケットに隣接する売り場」だと判明!早速、現地に飛び話を聞いた。

中国、四国地方で90店以上のショッピングセンター(SC)を展開するフジ・フジグラン併設の宝くじ売り場から近年、億が続出している。

「このような地方のSCから’12年ドリーム、’13年グリーンと計6.5億円が出ているんです。ちょっと信じられません。フジグラン山口店は毎週木曜と毎月1、2日が『ポイント5倍デー』。不思議なことにこの日に購入したお客さんからけっこう当たりが出ているんですよ」(「山口フジグランCC」売り場担当・亀山賢次さん)

ポイント5倍の日は当たりも5倍というわけか?今回はローカルスーパーにある売り場だけに、家族にまつわるエピソードが多い。’12年ドリーム1等が出た広島県「三原フジグランCC]ではこんな話が。

「昨年秋、仲むつまじい60代のご夫婦がオータムジャンボの確認にきて100万円、今年初めには40代の主婦の方が昨年年末ジャンボで100万円当てられました。両方の方に共通しているのは、宝くじの常連ではなく、買い物に来たついでに買ったくじだったということですね」(成岡榮一店長)

四国・愛媛県の「宇和フジCC]は過去15年間で計12億円が出ている実力店。また、徳島県の「フジグラン石井ロッタリーショップ」からは、’12年年末6億円が出た。

フジグランと並んで、地方のSC併設売り場として、億を出しているのが、北関東を中心に100店舗以上を展開するSCのベイシアだ。栃木県大田原市の「大田原ベイシアCC」は、源平合戦の弓の名手・那須与一の生誕地であることから生まれたゆるキャラ「与一くん」が億を呼んだと話題に。

「最近億から遠ざかっていました。それで、的当ての名手、与一くんにあやかろうと、’13年サマー直前にぬいぐるみを持って地元の3つの神社で当せん祈願。窓口に与一くんを置きました。これが子供連れのファミリー層に大好評で、直後に5億円。以降、ロト6の2等1千586万円など当たりが続いています」(古田登店長)

ほかに、千葉県「大原ベイシアCC」では’12年グリーン5億円。群馬県「ふじみベイシアCC」では’11年グリーン、’13年オータムで1等。群馬県「安中ベイシアCC」では’12年サマー1等が出た。

また埼玉、千葉でSCを展開するウニクスに併設された売り場も最近、億が目立つ。埼玉県「ウニクス伊奈店」の販売員・木村好子さんは次のように語る。

「50代の主婦の人が買い物袋片手にやってきてジャンボ30枚を差し出したんです。調べてみたら、1億円の大当たり。『1億円ですよ』と小声で教えると、後ろを振り向いて手招き。娘さんや旦那さんが駆け寄ってきて『ホントだ!当たってる!』って。家族で喜びあう光景はSCならではだと思いました」

同じくウニクスが展開するSC内にある千葉県「ウニクス成田宝くじショップ」では、’12年グリーンで5億円が!埼玉県「南古谷ショッピングセンター宝くじショップ」でも億が出ている。

「お惣菜を持った50代の主婦でした。『主人から調べてきてと頼まれた』と宝くじ100枚をお持ちに。調べたら1枚が1億円当せん。それを聞いたとたん、何を言っても上の空になってしまい、ボーっとした様子で帰っていきました」(販売員・関口敦子さん)

以上、今回紹介した11売り場から、なんと5本のグリーン1等が出ているのだ。では、なぜローカルスーパーの売り場はとりわけグリーンに強いのか?風水師の山下剛さんに話を聞いた。

「地方は車社会になり、駅前商店街が衰退。いまやローカルスーパーを中核としたSCが住民のライフラインを支えています。風水でいえば、強い気が噴き出す龍脈の穴にあたり、そのパワーが億を呼び寄せるんです。なかでもスーパーのメインは生鮮野菜。SCの宝くじ売り場がグリーンジャンボに強いのは緑が緑を呼ぶ一種の言霊ですね」

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