年明けからセシウム花粉が飛散
年明けから間もなくやってくる花粉の飛散シーズン。それに先立ち、「放射性セシウムが含まれている花粉が飛散することは確実です」と警鐘を鳴らすのは、首都大学東京の福士政広教授だ。
福士教授たちは11月3日、福島第一原発から約250km離れた東京都青梅市にて、独自に調査を行った。その結果、放射性セシウムに汚染されたスギ花粉が検出されたのだという。
幸い見つかった“セシウム花粉”は人体には影響のない程度だったようだが、花粉は最大300km飛ぶとも言われており、汚染された花粉が広範囲に飛散する。福士教授は「花粉は年明け1月かから飛びます。花粉症もそうでない人もかゴーグルやマスク装着の徹底をして下さい」と警鐘を鳴らした。
そのほか、家に入る前に上着等を叩いて花粉を落とすことも大切だ。また、花粉は粘膜に付着するので、よく手洗い、うがい、鼻洗い、歯磨きをすることが大事とのこと。来るシーズンに向けて、慎重な対応が必要になりそうだ。