「洗剤は多いほうが汚れ落ちる!?」ついやりがちな家事の間違い
毎日の家事仕事こそ、肩の力をぬいて気楽に取り組みたいもの。でも、いつもの手順でしている作業があたりまえだと思っていませんか?「じつは間違いだった!」ということがあるかもしれませんよ。そこで、ついやりがちな家事の間違い・勘違いをチェックしてみましょう。今回は”正しい洗濯”の知識編です。
「洗剤は少し多めのほうが汚れがよく落ちる」はNG!分量はきちんと守って入れましょう。洗濯機に表示されている洗濯物の重量、洗剤と水の量は、汚れが落ちるのに最も効果的な配分が計算されています。多ければいいというものではありません。
「つけ置き洗いは、衣類を洗剤液につけてから洗濯機で洗う」もNG!セーターならつけるだけで脱水を。セーターやダウンジャケットなど力を加えると形くずれしやすいものは、たたんで洗剤液に15分ほどつけ、洗濯機で15秒ほど脱水。再度水にひたして脱水し陰干しするのが”つけ置き洗い”です。また、ひどい汚れ、黄ばみなどがあるものを40度ぐらいの濃い洗剤液に30分ほどつけてから洗濯機で洗う”高濃度つけ置き洗い”という方法も。
「ドライマーク衣料もすべて自宅で洗える」もNG!素材によってはダメなものもあります。家庭で洗える衣料も増えましたが、シルクは毛羽立ちやすく、レーヨンやキュプラは縮むことが。またテンセルはデザインにより仕上げが困難なのでクリーニングがおすすめです。
「ワイシャツはしっかり脱水したほうが早くきれいに乾く」もNG!水気を残したほうがきれいに乾きます。きっちり脱水すると早く乾きますが、シワが残りやすくなります。水分を少し多めに残して仕上げると水の力で”水のし”ができ、シワもなくきれいな干し上がりになります。