「駅弁」評論家ヨネスケ師匠が選んだ全国「ご当地NO1」弁当
全国津々浦々を飛び回り、年間200個の駅弁・空弁を食すという”芸能界随一の駅弁評論家”ヨネスケ師匠。春の行楽シーズンに向け、ぜひ旅先で味わいたい「ご当地NO.1」弁当を師匠に選んでもらいました。
【北海道NO.1】『函館名産 鰊みがき弁当』840円
(みかど弁当・JR函館内販売所)
「鰊と数の子の親子弁当。みがき鰊は味がしっかりしていて、粒の大きな数の子の味付けも実にちょうどいい。ご飯と数の子の間にある濃いめの味の茎わかめも、ご飯と相性がいいです」
【東北NO.1】『平泉 私の好きな金色うにめし』1,450円
(斎藤松月堂・大宮駅「駅弁 旨囲門」、一関駅弁当売店※要予約)
「わかめをちりばめた茶飯の上に、艶やかな味付けウニがズラリ! しかも、これが小料理屋で食べるような質のよいウニで本当に美味しい。大根味噌漬けが箸休めにもなり、こちらも結構」
【関東NO.1】『千葉駅名物 やきはま丼』1,100円
(万葉軒・千葉駅構内東口売店、中央売店)
「故郷、千葉の弁当はごぼう入りご飯に焼き蛤、煮蛤、蛤の白焼きがのった蛤づくしの一品。いろんな味の蛤に、懐かしい子供のころの味覚が甦りました。陶器でできた蛤の器もまたよいです」
【中部NO.1】『えび千両ちらし』1,200円
(新発田三新軒・東京駅、上野駅、新潟駅駅弁売場)
「千両小判に見立てた、甘さ控えめで美味しい卵焼きの下は、ウナギの蒲焼き、コハダの薄切り〆わさび醤油からめ、蒸しエビの酢通し醤油からめなど、とにかく豪華でボリューム満点です」
【近畿NO.1】『湖北のおはなし』1,100円
(井筒屋・JR米原駅在来線、新幹線各売店)
「粒こしょうの香りが絡まった、実に美味しい鴨のローストが主役だが、それにも増して白おこわがウマい。ほかのおかずも個性があって◎。サイコロの箱に入った飴も口直しに最適」
【中国・四国NO.1】『黒いかめし』500円
(アベ鳥取堂・鳥取駅構内売店)
「イカの柔らかさが抜群。中はイカ墨で炊き上げた、ゲソ入りのもちもちご飯。黒いご飯に躊躇する方もいるかもしれませんが、生臭さはなく、2つといわず3つ、4つ食べられるウマさです」
【九州・沖縄NO.1】『鮎屋三代』1,100円
(頼藤商店・JR新八代駅、八代駅、熊本駅)
「九州駅弁ランキング3年連続1位の食べる価値あるお弁当。鮎の甘露煮は頭から丸ごと食べられる柔らかさ。味付けが濃くなくコクがあって最高。炊き込みご飯も天然鮎のダシの香りがグッド」