出産と尿管結石どっちが痛い?専門家が究極のジャッジ

「本当に体にいいのはどっち?」と健康に関する二者択一の究極の選択問題は数多い。さまざまな話があちこちで飛びかっている。そこで『あの「健康法」のウソ・ホント』の著者・医療ジャーナリスト兼現役医師の森田豊先生にジャッジしてもらった。

●糖分の取りすぎと塩分の取りすぎ、マシなのはどっち?
糖分の取りすぎは糖尿病に、塩分の取りすぎは高血圧につながる。「もちろん長期的にはどちらも悪い」と前置きしたうえで、森田先生はこう言う。

「短期的な場合は、糖分の方が危ないと思います。いわゆる『ペットボトル症候群(清涼飲料水など糖分を多く含むものを取りすぎることによる急性の糖尿病)』になることがあり、命に関わります」

●出産と尿管結石、痛いのはどっち?
尿管結石でもんどり打った本誌男性記者が「絶対お産より痛いはず!」とひと言。女性記者陣はそれに大ブーイングだ。実際はどうなのか、あくまで個人的な見解として森田先生が答えてくれた。

「出産の苦しみは、その後に幸せが待っているので”心理的”に耐えられる痛みなのだと思います。その意味では(見返りがない)結石は、女性の出産よりつらいのかもしれませんね」

医学的には、出産に耐えるため女性の方が痛みに強い体になっているという。だから「もし男が出産を経験したら、激痛で死んでしまう」という話がまことしやかに伝わっているのだ。

●メガネとコンタクトレンズ、どっちのほうが目が悪くなりにくい?
森田先生は「コンタクトのほうが目に悪い」と言い切る。メガネは正しくかけていないと視力が落ちやすいが、フレームを選ぶことで改善できるという。コンタクトで手入れをおろそかにすると──。

「ドライアイの原因になったり、角膜を傷つけやすくなるなど、目を痛める要素がたくさんあります」(森田先生)

●強い短時間マッサージと弱い長時間マッサージ、懲りに”効く”のはどっち?
凝りのもとになる原因はいまだ不明の部分が多い。が、筋肉の微細構造にまでダメージが及んでいるからという説が有力だ。

「だとすれば強く揉むことはさらに筋肉にダメージを及ぼすことになります。痛みを感じるほど強く揉むことは推奨しません」と森田先生。オススメするのは、やさしく揉みつつ筋肉のストレッチを行うこと。ストレッチで筋肉の強化を並行することが大切だという。

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