今年はなぜか人気沸騰!全国「夏の最恐お化け屋敷」BEST5
「今年は、お化け屋敷の当たり年です!これだけ数多く営業されている年はありません。さらに、どこも行列ができるほど盛況なんです」と話すのは『オールアバウト』遊園地ガイドを担当する佐々木隆さん。
お化け屋敷といえばかつては遊園地の中に置かれ、”いつ行っても同じような仕掛けの繰り返し”という印象が強かった。しかし、2年ほど前から西日本を中心に夏限定の『特設会場』でのお化け屋敷が登場し、人気を集めはじめた。そして今年、そのブームが一気に全国に広がったのでは、と佐々木さんは分析する。
「古い建物、廃墟、シャッターの下りた商店街……。こういった場所を『居抜き』で借りて、お化け屋敷をつくる例が増えています。さびしい感じが、逆に雰囲気を盛り上げてくれるんでしょうね。町おこしの一環としても見直されているんですよ」(佐々木さん)
相変わらず節電が叫ばれる今年の夏。冷房なしでも汗が引くものといえば”お化け屋敷”。そこで佐々木さんに、この夏オススメの飛びきりコワいお化け屋敷ベスト5を選んでもらった。
1位【最恐戦慄迷宮 禁断の旧病棟】富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)・常設
「施設のリアルさ、脅かす人の演技力のレベルの高さなど、どれをとっても日本最高峰といっていいでしょう。昨年、リニューアルされたことで、怖さと暗さがいっそう増した気がします」(佐々木さん)
2位【リアル脱出ゲーム×バイオハザード ある廃病院からの脱出】旧玉井病院(東京都渋谷区)・7/19〜9/23の指定日
有名な廃病院を利用し、注目度ならナンバーワン。人気ゲーム『バイオハザード』がコラボしたことで若者を中心に話題沸騰。「ミッション型の施設では、時間切れでリタイアする人も多いですね」(佐々木さん)
3位【梅田お化け屋敷2012 ゆびきりの家】新梅田シティ(大阪市)・7/12〜9/9
「肝試し的な要素が強く西日本最恐です!最近の子供は夜、肝試しをする機会も少ないですから、お化け屋敷のテーマにはもってこいですね」(佐々木さん)
4位【台場怪奇学校〜呪いの日記と母の遺書〜】台場一丁目商店街(東京都港区)・常設
その怖さの秘訣は『暗闇、使命、ナマ音、変化』。参加者は霊の供養のため、遺書を読みあげることに挑戦する。
5位【史上最恐のお化け屋敷】東映太秦映画村(京都市)・常設
東映の俳優陣による怨霊、亡者の迫真の演技に絶叫間違いなし。時代劇の演出技術を駆使したリアルなセットは、生々しい惨劇の舞台を細部まで再現している。