芸術の秋に向けて美術館を巡ってきた。最初に向かったのは地下鉄・日比谷駅からすぐの出光美術館。テーマは「桃山美術」。戦国武将たちが天下の覇権をめぐってせめぎあう桃山時代の工芸品90点と絵画20点を見てきた。この時代の陶芸の特徴は「歪み」「割れ」「染み」。通常なら欠点とみなされる要素が、美の要素となり作品の高評価を獲得していたそう。たしかに陳列されている作品は、水指の口が歪...

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