今年も7月2日から、1等・前後賞合わせて7億円のサマージャンボが発売中。本誌が今回注目したのは新装開店、いわゆるリニューアルしている売り場から、億が爆当たりしている現象だ。
「横浜西口地下街の大規模改装で、それまで駅直結のエスカレーター脇にあった売り場が、’15年末に奥まった仮売り場へ移転して開店。すると仮売り場から’17年ドリーム7億円。そして’17年9月に再度、もっと奥まった現在の場所で新装開店。なんと今度は’18年サマー7億円。リニューアルするたびに億が出る奇跡の売り場なんです」
こう話すのは「横浜ダイヤモンドチャンスセンター」の谷本英俊店長。
「売り場が地下街の奥へ奥へと移動しているので、『億へ億へと動いている』とお客さんに言われます」
ドリーム7億円を当てたのは中年夫婦。店頭の呼び込みにつられ購入したら、大当たりだったとか。
「場所が移動して、認知してもらおうと必死で声掛けしたことが、幸運を呼んだのかも」(谷本店長)
’99年以降、ジャンボ億が297本、総額563.5億円が出ている、西日本一の大当たり売り場「大阪駅前第4ビル特設売場」。
「この売り場は特設と命名されているように、ジャンボのときだけ、仮設で建てられ、そのたびに解体されてきました。まさに究極の新装開店売り場なんです」(販売担当・野田保隆さん)
しかも、現在、大阪第4ビルの防水工事に伴い、売り場の場所が南隣の第3ビル前に移動中。
「わかりにくくご迷惑をおかけしてますが、移転で運気は確実に上がっているはず(笑)」(野田さん)
そのほかにも、新装開店で大当たりの売り場がある。
【神奈川県】東急武蔵小杉駅宝くじショップ
’13年4月新装開店で、’15年年末ミニ7,000万円、’17年グリーン5億円。
【静岡県】イオン浜松志都呂チャンスセンター
’18年9月新装開店で、’18年年末10億円。
【福岡県】マイングチャンスセンター
’15年12月新装開店で、’17年ハロウィン4億円。
しかし、どうしてリニューアルすると、大当たりが出るのか? 宝くじ研究家の山下剛さんは次のように語る。
「開運を妨げる邪気は、古い建物にたまっていきます。建物が新しくなるだけで、運気は確実に高まるんです。伊勢神宮などの運営も、この考え方をしていると思います」
今回のサマーでは、もうひとつ注目のエリアがある。それが7月に世界遺産に認定予定の「仁徳天皇陵古墳」周辺だ。
「じつは世界遺産に選ばれると、その土地からジャンボ1等が出るという噂は以前からありました。直近では昨年『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』が認定された後、年末ジャンボで『天草イオンチャンスセンター』から10億円が出ました」(山下さん)
仁徳天皇陵周辺でいま話題なのが「チャンスセンターイオンモール堺北花田」。
「昨年6月にロト6で1等2億円。つぎはジャンボと期待が高まっています」(喜多隆店長)
サマー期間中は売り場に鳥居のディスプレーも登場。世界遺産パワーで、7億円を狙う意気込みだ。