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人生100年時代、折り返し地点を過ぎた50代は今も恋愛適齢期!? この世代ならではの出会いや進め方、そして知っておきたい恋愛のオキテを現役・経験者の赤裸々な告白から探ります。

 

■50代の恋愛実例「彼といるとホッとできるし好みも合う……手をつないでいるだけで幸せなんです。夫とは別れようと思っています」(N・Kさん/54歳/女性は婚姻中で男性はバツイチ独身/不倫関係)

 

じつは、夫と子どものある身ながら、別の男性と交際しています。2年前、ひと目ぼれしたワインの入手先を探し、たどり着いたのがソムリエの彼でした。彼とは驚くほどワインの好みが似ていて、すっかり意気投合。あとはお決まりのパターン……なのでしょうか、何回か一緒に飲んだあと関係を持ちました。でも、けっして酔った勢いではなかったんですよ。「たぶんそうなるだろう」という予感はあって、このまま離れたくなかったんです。

 

彼は4つ年下で、若いころ一度結婚に失敗してからはずっとひとりだったそうです。大手ホテルに勤めていましたが、自分の店を持つため退社し、今は知人の店を手伝いつつ仕入れ業も行っています。彼のどこを好きになったか? 今でもよくわかりません。髪の毛は寂しげで白髪も多く、50代後半の夫より老けて見えるくらい。お金だってそんなにないでしょう。でも、一緒にいるとホッと温かい気持ちになれるし、触れるとしっくりくるんです。値踏みして彼氏や夫を決めた若いころより、今のほうが純粋に人を好きになっている実感があります。

 

たいていは週1〜2回、お昼前に彼の部屋に行って夕方前には帰ります。ベッドで過ごす日もありますが、近所でランチやお茶をしたり、スーパーで買い物をするだけの日もあります。彼がゲーム好きなので、対戦ゲームをしたりも。なんだか学生時代に戻ったみたいで、こうやって彼と過ごす時間がなにより幸せ。彼も、私とは同じ空間にいるだけで落ち着くと言ってくれました。これ以上私に何かを求める気はない、このままの関係でいいんじゃないか、とも。

 

……ですが先日、夫が来年の定年後は田舎に帰り、親の面倒を見ながらゆっくり暮らしたいと言い出したのです。私もいつかはと覚悟していたものの、まさか別れがそんなにすぐの話になるとは。彼に伝えたところ、「僕と一緒になろう」という言葉が返ってきました。いい物件が見つかり、これから開業に向けて忙しくなる。そんなとき、私が家で待っていてくれたらどんなにいいかと。でも、家族がいる私に言い出せず、ひとり悩んでいたそうです。

 

もう心は決まっています。夫には申しわけないけれど、別れて彼と一緒になるつもりです。夫も息子たちも驚き、嘆くことでしょう。でも、彼に出会ってしまった以上、残りの人生を義務や惰性で過ごすのは無理なのです。どんなにののしられても、彼についていく気持ちに変わりはありません。

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