正夢など“いかにも”な夢から、ちょっと不思議な夢まで……もしかすると、あなたの見た夢は“金運降臨”の予兆かもーー。
「私の相談者のなかにも、ヘビの夢を見て宝くじを買ったら、100万円が当たったという女性がいました。夢には“お告げ”的な一面があるのは事実です」
こう話すのは、心理研究家で夢診断にもくわしい御瀧政子さんだ。
「心から『宝くじを当てたい!』と欲している場合、それが実現する直前に、潜在意識が予見するような夢を見ることがあります。そしてもうひとつは、先祖や守護霊が幸運を授けるメッセージとして、夢で教えるケース。いずれにしても、何か気になる夢を見たときは、少額でかまわないので、宝くじを購入してみてはいかがでしょう」
そこで今回、実際に高額当せんした人の証言や、全国自治体宝くじ事務協議会が公開している当せん者エピソードから、夢と大当たりの関係性を徹底分析。御瀧さんの解説とともに紹介していこう。
【実例検証「不思議な夢」編】
一見、金運や吉兆とは関係なさそうな夢のようで、共通するのは「なぜだか印象に残る」という点。スルーしてしまわないよう、目覚めたときの感覚を大切にして。
■心がホッと温かくなる夢(S・Tさん/都道府県非公開/8億円当せん)
「もう10年以上、週1回くらいのペースで、数字選択式宝くじを買っています」というS・Tさん。ロト7も、’13年4月の発売開始からずっと、特にキャリーオーバー発生の際は逃すことなく、いつも決まった売り場で購入していた。
そして運命の’13年5月17日、ロト7の抽せん日の朝のこと。目が覚めたときに『心がホッと温かい感じ』がしたのだとか。内容は覚えていないものの、そういう気分になれる夢をみたというのだ。
するとその晩、彼女はなんとロト史上初の最高賞金8億円(当時)の当せん者になる。ちなみにその数字は、クイックピックで1通り1口の購入だったという。
〈御瀧さんの夢解説〉心身が充実しているときに見るのが「楽しい夢」。具体的な内容は覚えていなくても、気分がいい夢というのは、運気が好転している兆しです。このケースでは購入後に夢を見ていますが、未購入の場合は“宝くじの買いどき”です。
■土を掘る夢(Y・Sさん/沖縄県/100万円当せん)
’10年、ドリームジャンボと同時に発売されたのが、1等賞金100万円が1万分の1で当たるミリオンドリーム。これを買って、抽せん日を心待ちにしていた沖縄県の会社員、Y・Sさん。
「ふだんはあまり夢を見ないのですが、ちょうど抽せん日の夜、自分が土を掘っているという不思議な夢を見たんです」
翌朝、ミリオンドリームの当せん番号を調べてみると、なんと1等当せんで、100万円をゲットしていた。一見、何の脈略もなさそうに思えるが、その後、知り合いからは「土を掘る夢は財産を得る意味がある」と言われたそうだ。
「やはりあの夢は、当せんのお告げだったのでしょうか?」
〈御瀧さんの夢解説〉じつは、夢では「大地」は自分がよって立つ基盤の象徴になります。それを掘るのは、埋まっている財運を掘り起こすという意味。まさに宝くじが当たる前兆にふさわしい夢です。逆に地面にあいた穴を埋める夢も財運アップの暗示です。