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コロナ禍による外出自粛が長引く中、「仕方ないから家の掃除でも……」という人もおおいはず。でも、せっかく掃除をするなら、ただ汚れを落とすだけでなく、きれいになった家の中に神様を呼び込んで、運気を上げてみませんか?

 

「神様というのは“穢れ”に近づくことができません。ですから、せっかく神社やパワースポットに行って、いい気をいただいて帰ってきても、家が汚れていたらその気はリセットされてしまいます。ついてきてくださった神様も、居心地の悪さに逃げ帰ってしまうことでしょう」

 

そう話すのは、予約半年待ちという大人気の霊的占い師、嶋田美幸さん。嶋田さんは熊本県で三代続く瓦屋の娘として生まれ、地鎮祭や上棟式など、家と関わる神事を身近に感じる環境で育ってきたという。

 

「どんな家にも、人が住むところには“家神様”がいらっしゃいます。私たちの家の中にはたくさんの神様がいらっしゃいますが、なかでも家神様はその中心的な存在で、住人を災いから守り、導いてくれるのです。ところが、部屋がモノであふれたり、掃除が行き届かずホコリだらけになってしまったりといった具合に家が荒んでくると、悪い気が充満し、家神様の力は薄れてしまいます。当然、外から福をもたらす神様が入ってくることもできません」(嶋田さん・以下同)

 

空き家になると家が急速に荒廃していくのは、手入れが行き届かないことだけが原因ではなく、家神様がいなくなり、その代わりに貧乏神や疫病神といった災いを呼ぶものがすみ着くからだという。

 

「きれいなところにはきれいなものが、汚ないところには汚ないものが宿ります。家が汚れていると病気やトラブルなど悪いものを引き寄せてしまいますが、逆にきれいな家では神様がパワーアップし、私たちに幸運をもたらしてくれるようになります。そのカギが、お掃除なのです」

 

嶋田さんが、最初に神様と掃除の関係に気づいたのは、社会人になって住宅メーカーで働いていたころ。

 

「当時、住宅展示場のスタッフとして、お客様の案内をしていました。お客様の来場は週末がメインで、平日は誰も来ない日が続くことも。そんなときにお掃除をすると、突然何組もお客様が訪れることがよくあったんです」

 

じつは、もともと掃除や片づけは苦手だったという嶋田さん。神様と掃除のつながりに気づいてからモノを減らし、掃除に力を入れるようになると、仕事運がみるみるアップ。占い師として活動を始めてからわずか3年で、予約が殺到する人気占い師になった。

 

今年2月には、その掃除法をまとめた『神様が味方する奇跡のお掃除術 家と自分をパワースポットにして大開運!』(今日の話題社)を出版。本の内容を実践した読者からは、「宝くじが当たった」「諦めていた結婚が40代になってかなった」「息子のうつ病が治った」などの声が相次いでいるという。

 

掃除をする時間は、朝がベストだそう。窓を大きく開け、換気をしながら行って。

 

「世の中は、いいことがあれば、悪いこともあるという正負の法則で動いています。お掃除はそもそも穢れに触れるようなものですし、また、始める前は面倒くさいと気重になったりすることから、“負”の側面があるといえますね。だからこそ、一日の始まりである朝に、その負を引き受けてしまえば、あとはいいことが続くだけになります。朝は忙しくてお掃除が難しいという場合は、換気をして空気を入れ替えるだけでもいいでしょう。これを毎日積み重ねていけば、どんどん運気がアップしていきます」

 

忙しいとき、体調が悪いときなどは、無理して掃除しなくても大丈夫。ダイニングのテーブルなど、家の中の1カ所だけでもきれいにしておけば、そこに神様がとどまってくれる。

 

「家がきれいになれば、神様が喜び、そこに住む人は心身ともに輝くようになります。おうちをきれいにして、心の“あか”まではがしましょう」

 

「女性自身」2020年6月2日号 掲載

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