【節約ワザ1】暖房温度1度下げでひと冬約3,000円の得
資源エネルギー庁の発表によれば外気温6度のときエアコン(2.2キロワット)の暖房設定温度を21度から20度に下げれば、1日9時間使用で「ひと冬約1,430円」節約になる。
コロナ禍で使用時間が倍増すれば「ひと冬3,000円」節約もありうる。自宅内でも厚着して、靴下をはき、設定温度を下げてみよう。
【節約ワザ2】満足度ノートでがっかり出費を削減
コロナ禍で、ネットショッピングを利用する人が増えたが、結局は使わなかったものを衝動買いしてしまったという声もちらほら。中村さんはこう提案する。
「『無駄買い』しないために、買って数日から1週間後に、買ってよかったものは『5』、無駄だったものは『1』と、ノートや日記帳に“満足できた度合い”を5段階のポイントで記録してみましょう」
3カ月ほど習慣をつけると、無駄買いしているものの傾向が見えてくる。
【節約ワザ3】年間リスト&メルマガ活用で二重買いを防ぐ
ティッシュなどの日用品、マスクなどの医療用品などの需要も増えた。だが、自宅にあるものを二重に買ってしまったり、高いタイミングで買ってしまったという悩みも。中村さんはこう提案をする。
「ストックする必要がある必需品をリストにしておきます。そしてスーパーやドラッグストアのメルマガに登録して、ポイントアップや割引キャンペーンのタイミングで必要量を買うようにしましょう。リストアップしているものしか買わないことをルール化すれば、買いすぎも防げます」
【節約ワザ4】格安プラン変更で携帯料金を半減
リモートワーク浸透で、増えたのが通信費だと加谷さん。
「携帯大手3社は新プランがでそろいました。どこも、月の通信量20GBで月2,980円の料金にできるので、3月からは現状の半額にできる人も多いでしょう」
さまざまな節約ワザを見てきたが、「節約すべきではない」項目も。
「教育費や大学生の子どもへの仕送りなども増えましたが、削るのは酷な項目です」(加谷さん)
最後に「今の生活を覚えておこう」と加谷さんは説く。
「ファッションや化粧品など、外出控えで出費が抑えられていますが、「それでも生活していける」と把握できた人も多いでしょう。ポストコロナでもその感覚を維持できれば、無駄な出費は抑え続けられるはずです」
「女性自身」2021年2月16日号 掲載